ブログ
近年、Instagramを開くと常に目に入ってくるReels(リール)投稿。Meta社のCEO、マーク・ザッカーバーグ氏によると、Instagram内での利用者平均滞在時間の20%がリールに費やされているほど、リールがInstagramのメインツールになりつつあります[1] 。今回は、Emplifi 社が発表した、リールについての新しいインサイトをご紹介します。
リールを投稿するブランドが増えている
Emplifi社の調査によれば[2] 、リールを投稿したことのあるブランドは、2022年から急激に増えていることが分かっています。2021年初頭時点でリールを取り入れていたブランドは僅か30%程度でしたが、1年ほどで40%以上までに増えていました。しかしそれでも、ブランドコンテンツ(静止画とカルーセル、リール、リール以外の動画、ストーリー投稿を除く)のうち、リール投稿が占める割合は7.2%にとどまっており、リール以外、とくに静止画投稿をメインにしているブランドがまだまだ多いというのも事実です。
(Emplifi社の調査から:リール投稿をしたことがあるInstagramアカウントの割合)
この結果は、まだリールを活用できていないブランドにとっての朗報とも言えるでしょう。多くのブランドにとって、リールはまだ未知の領域であると言えるからです。今後ますます増えるリール投稿の領域において、今のうちから戦略を作り、トレンドを学び、制作に慣れておくことで、インスタマーケティングにおいて競合よりも一歩先を進むチャンスが多く残されています。
リールが最もエンゲージメントを稼げる投稿に
リールを活用するブランドが増えている理由は、「Instagramがリールフォーカスになっているから」だけではありません。Emplifi社によると、2022年第二四半期だけでも、リール投稿の平均エンゲージメント数は、静止画投稿に比べて40%高い結果を出しています。また、オーガニック投稿の平均エンゲージメント数が全体的に下がっているなか、リール投稿だけは、2021年第四半期と2022年第一四半期にかけて伸びており、現在も一番高い平均エンゲージメント数を維持しています。
(Emplifi社の調査から:Instagram投稿タイプ別平均エンゲージメント数)
ブランドにとって、オーガニック投稿のエンゲージメント数はとても重要な指標のひとつです。そのため、エンゲージメントを多く集めることができるリール投稿にフォーカスするブランドが増えているのも決して不思議ではないでしょう。
まとめ:ブランドはリールにフォーカスにしたほうがいいのか?
リーチとエンゲージメントを伸ばすのにとても効果的なリールですが、ブランドはリールだけにフォーカスしたほうがいいのかというと、そんなことはありません。Instagramがリールフォーカスになっているのは事実ですが、現在でも、静止画、カルーセル、リールと、様々なコンテンツを投稿しているアカウントのほうがエンゲージメントは伸びると言われています。インスタマーケティングで重要なのは、トレンドに傾倒することではなく、ターゲット層が求めているコンテンツを理解することです。
今後もブランド側は、常にターゲットに対して、自分達のブランドコンテンツを一番分かりやすく伝えられるクリエイティブと投稿タイプにフォーカスしながら、結果を分析し次に繋げることを繰り返すことが成功の秘訣となるでしょう。そしてそれは、InstagramだけにこだわらずSNSマーケティング全般に言えるのです。
アメリカで効果的なSNSマーケティングについて、私たちにお気軽にご相談ください!
参照元
プロジェクトのご相談やご依頼につきましては、以下のフォームに必須項目をご入力ください。
24時間以内に回答いたします。