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米国のThe JBeauty Collectionが英語で情報発信しているブログシリーズ。今回は、甘草根エキスのスキンケア効果について、アメリカ人の視点からご紹介します。以下、英語から日本語への翻訳文となります。
甘草(カンゾウ)は、日本では古くからその薬効や健康効果が貴重なものとして大事にされてきました。最近、科学者たちは、甘草根エキスに乳化剤の働きがあることを発見しました。乳化剤とは、水性と油性の両方の成分を効果的に混ぜ合わせることができるものです。甘草根エキスはその乳化の作用によって製品の一貫性を向上させ、さらにスキンケア製品の作用を効果的に作用させる働きがあります。甘草根エキスが製品の処方に求められるのも不思議ではありません。ここでは、甘草のさまざまな効能をご紹介します。
1.ブライトニング
甘草は、肌に黒い斑点やシミができて、色や質感が不均一に見える状態である色素沈着を元に戻すのに役立ちます。また、日焼けや妊娠中のホルモンの変化などで起こる肝斑を抑える効果もあります。肌を明るくしたい方にとっては、刺激の強い色素脱失剤ハイドロキノンに代わる天然成分として有効です。
2. 日焼けから肌を守る
日焼けした肌を明るくするだけでなく、甘草にはグラブリジンという成分が含まれており、日焼けによる肌の変色を食い止める効果があります。紫外線は肌の変色の主な原因ですが、グラブリジンには紫外線をブロックする酵素が含まれており、新たな肌のダメージが発生するのを防ぐサポートをします。
3. 傷跡の改善をサポート
ニキビやケガなど、自分のせいではないのに傷ができてしまうことがあります。甘草には、肌の色素形成に関わるアミノ酸であるメラニンの生成を抑制することで、傷の回復を早める効果があります。メラニンは紫外線によるダメージから肌を守る働きがありますが、メラニンが増えすぎると全く別の問題を引き起こします。メラニンが過剰に生成されると、日焼けによる黒ずみや皮膚がんの原因になることもあるのです。
4. 抗炎症効果
甘草には肌を落ち着かせる効果があると言われており、炎症を和らげる働きがあります。甘草に含まれるグリチルリチンは、赤みや炎症、腫れを抑える効果があり、アトピー性皮膚炎や湿疹などの皮膚疾患の治療に用いられています。
5. 肌をふっくらと
甘草は、肌の弾力性、滑らかさ、赤ちゃんのような柔らかさを保つために必要なコラーゲンとエラスチンの供給を再生するのに役立ちます。それだけでなく、甘草はヒアルロン酸を維持するのにも役立ちます。ヒアルロン酸は、重量の1000倍もの水を保持する能力を持つ糖分子で、肌をふっくらと弾ませる働きがあります。
スキンケアに甘草を取り入れるには?
すべての甘草が同じように作られているわけではありません。これは他の植物も同じですね。高品質の甘草は、この植物が提供できる最高の効果を発揮してくれます。La Vie PrécieuseのA.P.G.ラインは、青森県津軽地方で栽培された甘草を使用しています。甘草は、2年間の乾燥した夏と凍てつくような寒い冬を乗り越え、根に豊富な栄養分を蓄えることができます。お肌が喜ぶこと間違いなしです。
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