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年々、活気づくロサンゼルスのスタートアアップシーン。当地では、500以上のスタートアップ企業が日々しのぎを削っています。
今回は、Ys and Partners米国オフィスのAE (Account Executive)、Yusukeが、サンタモニカにオフィスを構えるCargomaticというスタートアップを紹介します。
Cargomaticはどんなサービスか?
タクシーのシェアリングサービスUberをご存知の方は多いと思いますが、このサービスは トラック版Uberと呼べるかもしれません。2014年 にJonathan Kesslerらが創業したCargomaticは、WEBとアプリをベースに位置情報から近辺を走るトラックを表示してくれます。オフィスから何か物を配送したい時、ワンタップでトラックを配車できるのです。
どういった仕組みなのか?
日々多くの配送車を街で見かけますが、配送後にはコンテナの中が空ということも少なくありません。一方、郊外にオフィスを構える企業ですと急な配送が必要な際、通常の運送会社では到底間に合いません。Cargomaticはその需要と供給を コネクトすることで成り立っています。配送を依頼する際は貨物量と配送時間で料金が変動します。また登録されている全てのドライバーとトラックは商業ライセンスと保険を完備しているなど、企業向けのパッケージになっています。
トラックのシェアリングに需要はあるのか?
アメリカ郊外のトラック配送の市場規模は7兆円と言われています。インターネットコマースの発達でトラックドライバーの仕事は増えたものの、時間が不規則なことや、個人経営であれば配送主が限られてしまうことなどの問題が取り上げられるようになりました。また企業側も特定の運送業者に頼っていれば、いざという時にスピーディな対応ができないということになりかねません。
ファウンディングにも成功。
Cargomaticは2015年1月にCanaan Partnersを筆頭に8 億円の資金調達を行いました。プラットフォーム自体もロサンゼルス、ニューヨークとエリアが拡大しています。彼らは、ドライバーがより多くの収入を得ることをサポートするだけでなく、貨物の配送がよりスムーズになる世の中を目指しています。
UberやAirbnbなどB2C向けのシェアリングサービスだけでなく、 こうしたB2B向けのサービスにもシェアリングエコノミーが浸透してきました。
もしかすると、皆さんの会社でもこうしたサービスが使われる日はそう遠くないのかもしれません。
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