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米国マーケティングトレンド研究会 2022.04.01

アメリカで大人向けのランドセル「 HAKO」が気になる!

日本ではおなじみの「ランドセル」ですが、アメリカでも大人向けのランドセルが販売されていることをご存知ですか?HAKOは大人向けにランドセル風のカバンを世界展開するブランドです。小学校の「6年間使っても壊れない丈夫さ」に着目し、既存の商品に、新たな角度から光を当てた好例です。

日本では、小学生のときに誰もが持っていたランドセルですが、リュックサックが通学カバンとして主流のアメリカではあまり見慣れません。

アメリカでは珍しいランドセルですが、そのデザインをモチーフにしたカバンを、アメリカを含め世界中でオンライン販売している日本ブランドがあります。それは、HAKOというブランドです。

HAKOは、耐久性、機能性、安全性を兼ね備えたランドセルのデザインをモチーフにしたハンドメイドのランドセル風カバンを、学生から社会人まで、幅広い年齢層をターゲットにして販売しています。日常使いできるように、デザインも通常のランドセルよりモダンでシンプルな仕様になっています。

 

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画像:「HAKO」公式Instagramから

HAKOはクルエルティフリーな商品として、革にヴィーガンレザーを使用しています。ヴィーガンレザーは、いわゆる人工皮革のことで、動物素材の天然皮革と似たような触り心地を持ちながら、天然皮革よりも軽く、丈夫で、耐水性があることが特徴です。

これによってランドセルの「6年間使っても壊れない丈夫さ」が再現されています。また、素材のひとつとして使われているポリエステル樹脂は、プラスチック製ボトルからリサイクルされています。

日本では、小学生以外の需要はあまりないように見られていましたが、HAKOはランドセルの機能的な利点に着目し、新しいターゲット層に向けて、新たな価値を生み出したと言えるでしょう。動物にも環境にも優しく、耐久性もあり安心して使えるカバンであることは、HAKOの大きな強みです。既存の商品でも、さまざまな角度から見つめ直すことで、新たなビジネスチャンスにつながる可能性が大いにあることを示してくれています。今後の展開が楽しみです。

Ys and Partnersはアメリカと日本の両国で、ブランド戦略構築をはじめとした統合型マーケティングエージェンシーです。「日本のブランドを世界で有名にする」をミッションに、これまで100社以上の日本企業様のご支援をしてきました。ぜひ、お気軽にご相談ください。

 

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