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世界中で使われているSNSですが、同じInstagramでも、国が変われば“刺さる見せ方”は変わります。2025年のアメリカでは、最小限の文字数・ビジュアル重視、最大20枚までの(対応アカウントによる)カルーセル最適化、POV(視点)リール、そしてマイクロインフルエンサー活用が定番化。日本版と米国版で世界観が大きく異なるブランド(例:KitKat)も多く、誰に届けるかでクリエイティブ設計を分けることが成果を左右します。本記事では、米国で実際に効く投稿フォーマットと設計ポイントを要点整理します。
要点:①カルーセル最適化 ②POVリール ③マイクロインフルエンサー
画像引用元:KitKat Japan 公式Instagram(@kitkat_japan_official)
画像引用元:KitKat USA 公式Instagram(@kitkat)
最近のアメリカInstagramトレンド3選
1. 大量のカルーセル投稿(Carousel Posts)
アメリカでは1投稿あたりの画像・動画を最大限に活用したカルーセル投稿が増えています。アパレルで多い構成は、1枚目:キャッチ画像 → 2枚目:世界観を表す動画 → 3枚目:色・型のバリエーション…という写真×動画ミックス。
なおカルーセルの上限は、オーガニック投稿で最大20枚(段階的ロールアウトのためアカウントにより10枚上限のままの場合あり)、広告のカルーセルは最大10枚が目安です。対応アカウントでは、同一テーマの商品をスワイプだけで“カタログ的”に一覧でき、比較・保存がしやすくなります[2]。
運用TIP:完読率・保存率の観点では5〜10枚が安定。20枚対応でもまずは10枚版を基準に15〜20枚版をABテスト。
2. POV(Point of View)動画(Reels)
特にリール(Reels)で人気のフォーマットであるPOV。視聴者が自分の視点で体験しているように感じる動画は、共感を呼びやすい定番フォーマットとなっています。たとえば、「ある企業で働いている私の1日」を投稿し、リクルーティングに生かしている企業や、「撮影の裏側」「製造の裏側」を投稿し、ブランドの物語性を伝えている企業、また、「新しいパソコンを買った私」や「新商品を試す私」を投稿し、自然なレビュー誘導を行なうインフルエンサーなど、様々な「POV」のパターンができています。
3. マイクロインフルエンサーの活用
フォロワー数1万〜5万人ほどのマイクロインフルエンサーとのコラボレーションが増加しています。メガインフルエンサーと呼ばれる100万人のフォロワーがいるインフルエンサーに依頼をすると、まるでテレビCMのように認知度は上がりますが、実際に行動を促すことは難しいとされています。現在はリアルで信頼感のある口コミが重視され、「フォロワー数の多さ」よりも「共感の深さ」を重視する傾向があるため、フォロワー数が少なくてもエンゲージメントが多いユーザーが評価される傾向にあります。
まとめ
SNSは世界共通のプラットフォームでも、投稿される“文化”は国によって大きく異なります。アメリカでInstagramを運用する際は、情報を詰め込み過ぎずシンプルに伝えることがポイント。同じブランドでも「どの国の誰に向けて発信するか」を意識してアカウントを設計することが、グローバルで成果を伸ばす鍵となります。
Ys and Partnersが、米国Instagramの“伝わる・広がる・買われる”を設計します。
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カルーセル台割りテンプレ(1〜10枚/最大20枚対応)
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POVリール台本(30–45秒/60–90秒)
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マイクロインフルエンサー起用
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