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Instagram(インスタグラム)が自身のショート動画機能「Reels(リール)」を一般公開してから早2年。これまで、リールに関して様々なアップデートを行ってきたインスタグラムですが、2022年7月21日に、新しいアップデートが導入したことを発表しました[1] 。この変更により、インスタグラム内でのリールの存在感が更に大きくなることが予測できます。
インスタグラムの最新アップデート:全ての動画がリールとして投稿される?
先月、インスタグラムの親会社であるMeta社は、インスタグラムで投稿される15分以内の動画全てをリールとして認識することを発表しました。
これまで、インスタグラムの動画投稿には2タイプあり、1分間以内の動画であれば「リール」、1分以上の動画であれば「フィード動画」として区別されていました。しかし、今回のアップデートにより、15分以内の動画であれば、動画サイズやフォーマット関係なく、一律で「リール」としてフィードや発見タブに載ることになります。最長15分の動画でも「リール」として投稿されるということは、「リール=ショート動画」ではなくなるとも言えるでしょう。
(画像:Meta社 公式WEBサイトより)
また、このアップデートにより、プロフィールや発見タブ(おすすめ投稿が掲載されるページ)の形式も以下の通り変わることが、公式から発表されています。
• プロフィール:ビデオタブがなくなり、すべての動画がリールタブに掲載されるようになる。
• 発見タブ:これまで、フィード投稿よりもリールのほうが発見タブの上位に表示されることが多かったが、全ての動画がリールになることで、リールとその他動画の優劣が付かなくなり、どの動画でも90秒以内であれば上位に載る可能性が高くなる。
新アップデートで分かる、インスタグラムの今後の方向性
2022年初め、インスタグラムの責任者Adam Mosseri(アダム・モセリ)氏は、インスタグラムが「リールファースト」のプラットフォームになることを発言しました[2] 。この発言通り、今年に入ってから、リールの制作機能はさらに充実し、静止画よりもリールがさらに優先的に表示され、リールがより見やすくなる新しいフィード形式[3]もテスト公開されています。そして今回、リールとして投稿できる動画の長さが15分までと延長されたことで、リールの可能性と重要性は大きくなる一方でしょう。
また、ここ数年、“リールが静止画や長編動画よりもフィード上位や発見タブに表示されやすい”という分かりやすい傾向があったため、リール(ショート動画)をより多く投稿する企業やブランドが増加傾向にありましたが、今回のアップデートでリール市場がさらに拡大され、それに伴い競合が増えたことで “リールだから有利” とも言えなくなったのです。
リール制作で重要になってくること
競争が激しくなるリール市場で勝ち上がれる動画を提供するためには、トレンドとターゲット層に合ったコンテンツを理解することが何よりも重要になってきます。また、今回のアップデートで再び注目したいのが、動画の長さです。「リール=1分以内のショート動画」と言えなくなってしまったいま、“はたしてリールを見る層に長編動画の需要はあるのかどうか”は注視していきたいところです。一方で、どの長さの動画でも、最初の数秒で「続きを見たい!」と思わせる「フック(仕掛け)」が一番大切なことには変わりありません。ターゲット層が注目するコンテンツやコピー、最適な動画の長さなど、A/Bテストを行いながら、分析する必要があるでしょう。
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