ブログ
TikTok動画の影響力は多くの業界の売上増に繋がっていますが、それは美容業界にとっても同じです。アメリカ国内ではTikTokがどのような使われ方をし、どのような効果が出ているのか、今回は、コスメやメイクの“今”をご紹介します。
売上増加!Z世代への影響力
先日、グローバル クリエーター エコノミー企業であるKyra とTikTok ネイティブにとってビューティー プラットフォームである Blended がZ世代の美容に関する調査結果を発表しました[1]。これによると、Z世代への美容関連の情報拡散においてTikTokは重要なプラットフォームであり、影響力が大きいことがわかっています。そしてアメリカでは、TikTok内でどのようなスタイルが流行しているかを分析し、商品開発やキャンペーン等を行ったことで売上増加した企業がいくつも出てきているのです。
Z世代のチークがトレンド
ここ数年では、チークメイクのトレンドが注目されています。チークののせかたテクニックを披露した動画がTikTok内で流行しているからです[2]。このようにTikTokで特定のメイクスタイルがトレンドになると、それに関する商品の売上が増加する傾向にあり、過去2年間、多くの企業が様々なタイプのチークメイクの売上増加を報告しています。例えば、ショッピングサービス「Klarna」では、今年初め、TikTokで明るいチークメイクが流行した際に、クリームチークの売上が89%増加しているのです。
ハッシュタグの重要性
インフルエンサーマーケティングの有効性をよく理解し積極的に活用している好例にTarte Cosmetics社の「#trippinwithtarte」キャンペーンがあります。彼らは、オーディエンスが羨むようなラグジュアリーな旅行にインフルエンサーを招待。優雅に過ごすその姿を、#trippinwithtarteのタグをつけて投稿させました。もともとインスタグラムから始めたこのキャンペーンは、TikTokでも瞬く間に広がり、動画が1,370万回以上再生され、認知度を大きく広めることに成功しています[3]。他にも、Z世代の注目キーワードのひとつである「90年代」に注目し、同社が90年代に発売したチークを再販。これも発売1週間でバイラル拡散され、売上が急増しています。
2022冬のメイクトレンドは「I’m Cold」!?
今、アメリカではTikTok発で「I’m Cold」メイクが流行しています[4]。これは、気温が下がった時に見られる少し頬が赤くなったコントラストの強い顔を表現するメイクスタイルです。こ寒さを表現するため、今、マットカラーのコスメ用品が注目されており、マットなファンデーションや濃いめのチーク、マットな口紅まで、多くのコスメが登場しています。そしてすでに「I’m Cold」スタイルを紹介する動画は数十万回以上再生されているのです。2022年冬はこれが大人気になるかもしれません。
まとめ
紹介した通り、コスメ・メイク業界にとって、TikTokは商品プロモーションの場としてはもちろん、商品を開発する上でも重要なツール となっています。流行するタグを生み出すキャンペーンの仕掛けや、流行を取り入れたアイテムのプロモーションなど、トレンドをうまく掴むことが成功となるでしょう。
アメリカ人はTikTokをどう使っている?レストラン・フード編はこちら
TikTokはもちろん、InstagramやYouTubeなど、
アメリカで効果的なSNSマーケティングについて、私たちにお気軽にご相談ください!
参照元
- chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://kyra-new-website.s3.eu-west-1.amazonaws.com/Blended+Beauty+Report+2022.pdf
- https://www.glamour.com/story/face-lifting-blush-hack
- https://fashionista.com/2022/08/tarte-tiktok-marketing-strategy-ceo-interview
- https://www.yahoo.com/video/tiktok-m-cold-makeup-trend-224220450.html
プロジェクトのご相談やご依頼につきましては、以下のフォームに必須項目をご入力ください。
24時間以内に回答いたします。