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TikTokのユーザー数は年々飛躍的に増加しており、その結果、TikTok動画の影響力は多くの業界の売上増に繋がっています。アメリカ国内ではTikTokがどのような使われ方をし、どのような効果が出ているのか、今回は、レストランやフードの“今”をご紹介します。
TikTokとレストラン業界の相性
TikTokは今やフード関連ビジネスにとって、ファンを増やすための非常に重要なツールになっています。マーケティング会社MGHの最近の調査[1]によると、米国のすべての世代のTikTokユーザーの38%、さらにミレニアル世代においては53%が、そのレストランに関するTikTok動画を見て、そのレストランを訪れたり、食べ物を注文したりしたことがあるということがあきらかになりました。
最近話題になったのが、オハイオ州グリーブランド市の小さなレストランEast 81st Street Deliの特製サラダです。この店のオーナーは今年の8月ごろから、お店でサラダを食べてその感想を話すTikTokerたちの15秒のテンポの良い動画をアップし始めました。その口コミ動画はTikTok内で広がり、わずか3ヶ月ほどで1,100万回近く再生されるようになり、サラダの売上も増加。今では1日1,000件近く販売する日もあります[2]。地元だけではなく全米から新しい顧客を獲得しています。
TikTokの流行にのった事例
メキシコ風グリルチキンを専門としたレストランチェーンEl Pollo Locoは、ビリアタコスがレストランで作られている動画や、ビリア(牛肉シチュー)に麺をつけて食べるフードハックがTikTok上で流行していたところに目をつけました。オーナーはこの流れにのるために、すぐにお店のメニューにビリアタコスを加えました。そしてそれをインフルエンサーに食べてもらい、TikTokで投稿。ビリアタコスのブームに乗り、店の認知度を広めることに成功しています[3]。
Miso-soupがブームに!?
そして今、アメリカの若いTikTokerたちの間ではmiso-soupの音楽が流行しています。Beabadoobee (gnocchi500)というアーティストが、アニメのような女の子の声と音楽に合わせて、お味噌汁が突然現れるmagicのような動画をアップしたところ、この音源が人気になりました。今では、欲しいものを手に入れた時にこの音源を使って動画を作るのがブームになり、「I wanna Miso-soup」と検索してみると、お味噌汁の動画に混ざって、たくさんのバイラル動画が出できます。そして#miso soupが急激に広まり、合わせてお味噌汁も知られるようになっているのです。このように「音」がバイラルのきっかけになることもTikTokでは多々見受けられます。
まとめ
このように、TikTokは口コミやライフハックのような動画、面白い音が流行することで、一緒に新商品の認知を広げ、フードビジネスに多くのビジネスチャンスを提供しています。また、商品を紹介する動画がバイラル化することで、アメリカ全土の人々が新しい食べ物や飲み物を試すきっかけにもなり、商圏が広がる可能性があるといえるでしょう。
TikTokはもちろん、InstagramやYouTubeなど、
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