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米国スキンケアブランド「Zitsticka(ジットスティッカ)」は、先月、新商品発売に向けて斬新なインフルエンサーマーケティング施策を取り入れ、見事に新商品の認知拡大させました。
Zitstickaが新商品発売に向けて行ったキャンペーンとは?
ニキビパッチで知られているスキンケアブランド「Zitsticka」は、今年5月5日に新商品である「Face Map(フェイスマップ)」を発売しました。そして、その発売10日前にブランドが行った施策が、インフルエンサーを活用したバズマーケティングです。
まず、Zitstickaはこの施策に向けて、100人のインフルエンサーを起用しました。通常ブランドがコラボするインフルエンサーを選定する際、インフルエンサーとフォロワーのデモグラフィックがターゲット層と合っているかどうかや、インフルエンサーのコンテンツ内容などが大きな決め手となっています。しかし、今回の施策でZitstickaが目標としたのは、「なるべくフォロワーが被っているインフルエンサーを選ぶこと」でした。新商品について、広く浅く告知するよりも、狭く深く告知をするほうが最適だと考えたからです。
そして、Zitstickaは選定した100人のインフルエンサーに対し、新商品発売日10日前の4月25日に、新商品についてのティザーをインスタグラムStories(ストーリーズ)で複数回投稿するよう呼びかけました。同じ日に、同じフォロワーが多く被っているインフルエンサー100人が、同じ商品について投稿するという斬新なキャンペーンは、僅か1日という短い期間でしたが、大きなインパクトがありました。
Zitstickaのインフルエンサーキャンペーンの結果は?
このZitstickaの新商品発売に向けた最新のインフルエンサーキャンペーンは、「消費者があるブランドや商品に対して興味を持つためには、そのブランドや商品を最低5回目にしなければならない」というマーケティング論理が土台になっています。そのため、このキャンペーンでは、複数のインフルエンサーが投稿した新商品ティザーを、同じ日に何度も目に入れてもらうことで、消費者にその商品について興味を持ってもらうという仕掛けになっています。そして、その仕掛けが見事に成功したのです。
25日のキャンペーン期間中、インフルエンサーの全投稿の誘導先を新商品のウェイトリスト登録ページにしたところ、ウェイトリストの登録数は、今年1月に発売された新商品と比べ231%まで向上しました。また、25日にブランドのウェブサイトを訪れたひとも57%増となるなど、キャンペーンの効果は抜群でした[i]。
Zitstickaの成功事例から学べること
新商品を発売する際に必要なのは、その認知度を増やすことです。消費者がテレビを見なくなったいま、新商品について広めるのに最適な場はやはりソーシャルメディアです。しかし、あらゆる商品の宣伝で溢れかえっているソーシャルメディアで、消費者に新商品について知ってもらい、覚えてもらうためには、オーガニック投稿や広告、インフルエンサーキャンペーンなどを活用し、新商品を消費者に繰り返しリマインドをする必要があります。同じくスキンケアブランであるPeach&Lily(ピーチ&リリー)は、近年、新商品が出てから大々的に告知をするスタイルから、新商品が出る数か月前から告知や印象付けをし、新商品に対する期待を膨らませるスタイルへと変わっていきました。今回、Zitstickaが行った斬新なインフルエンサーキャンペーンは、新商品を発売する前のマーケティング施策として、とても参考になる成功事例だと言えるでしょう。
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