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2021年、米国のホリデーシーズン中に配信されたSNS広告の多くがZ世代をメインターゲットにしていたことが分かりました。広告予算トップを占めたプラットフォームは?
アメリカの広告主から期待されるZ世代
「Z世代」は、今年で13歳から25歳を迎えます。その多くは社会に進出し、購買力を持ち始めています。デジタルネイティブとも呼ばれるこの世代は、インスタグラムやユーチューブなどのSNSで商品を購入することにも抵抗がありません。そのため、アメリカの多くの広告主から消費の主役となる世代として期待されています。今回SNS広告のデータ分析ソリューションを提供する「BrandTotal」がリテール企業に行った調査によると、対象SNS広告の約半分(51%)がZ世代をターゲットにしていることがわかりました[i]。
SNS広告予算の60%以上をZ世代に向けて配信。プラットフォーム別では?
今回のBrandTotalの調査では、2021年の12月8日~22日のホリデーシーズンにかけて、フェイスブック、インスタグラム、ユーチューブ、ツイッター、リンクトインに掲載された1000件以上のSNS広告と大手企業12社のSNS広告が対象となりました。
その結果、調査した大手企業12社のうち、アメリカの大手リテール企業である「Walmart(ウォルマート)」、「T.J. Maxx (ティージェーマックス)」、「Nordstrom (ノードストローム)」、「Target (ターゲット)」がSNS広告予算の60%以上をZ世代に向けた広告に充てていたことが分かりました[ii]。
プラットフォーム別で見ると、Z世代の77%[iii]が訪れているユーチューブに、最も高い広告予算 (36%)が使われ、その次にフェイスブック (25%)、ツイッター (21%)、インスタグラム (19%)が続く結果となりました[iv]。注目ポイントとして、インスタグラムよりもツイッターのほうが多く広告予算が充てられていることです。現在、ツイッターは、ソーシャルコマースに力を入れており、Z世代ユーザーのエンゲージメントも他の世代に比べ最も高いことから、Z世代をターゲットにしたSNS広告に適したプラットフォームとも言えるでしょう[v]。
まとめ
近年、Z世代に向けてSNS広告を発信する企業が増えています。しかし、日々オンラインやSNSで多くの広告に触れているこの世代の心を掴むことは容易ではありません。彼ら彼女らの本当のニーズを理解し購買へつなげるためには、しっかりとした調査に基づいた戦略が必要になるでしょう。そして、その戦略に沿ったクリエイティブが、SNS広告成功の鍵となります。
ワイズアンドパートナーズでは米国と日本の両国で、消費者調査に基づいたブランド戦略構築から、SNS広告を含むあらゆるマーケティング施策の実践までを統合的にサポートしています。ぜひ、お気軽にご相談ください。
参照元
- https://www.marketingdive.com/news/retailers-tailor-holiday-paid-social-to-gen-z-with-youtube-grabbing-bigges/616551/
- https://www.marketingdive.com/news/retailers-tailor-holiday-paid-social-to-gen-z-with-youtube-grabbing-bigges/616551/
- https://www.theshelf.com/the-blog/youtube-habits/
- https://www.marketingdive.com/news/retailers-tailor-holiday-paid-social-to-gen-z-with-youtube-grabbing-bigges/616551/
- https://www.digitalinformationworld.com/2021/10/twitters-data-shows-generation-z-tweets.html
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