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一人暮らしをしている娘が、久々に家(彼女から見れば実家)に帰ってきた。
家族でディナーを終え、リビングでテレビを見ていたら、娘が言った。
「え、オリンピック???」
はーーー??? 嘘でしょ? と、わたし。
この前、夏のオリンピックが終わったばかりなのに、嘘でしょ、、、と、娘。
娘は仕事を始めたばかりだから忙しくて、浦島太郎になっているのだろうか?
気の毒にさえ思った。
この話を、アメリカの社員が集まるステータス会議で話した。
北京オリンピックが後半戦に差し掛かった頃である。
皆が(私の意に反して)、、、まったく娘と同じ反応をした。
「え? いま、オリンピックなんてやってるんですか?」
はーーー??? 私は再度驚き、
これがアルゴリズムに支配された世界なのだと怖ろしくなった。
北京五輪の期間中、彼女たちのInstagramやTikTokには、冬季オリンピックの
ポストは、なにひとつ流れなかった。
ついにオリンピックも、ミレニアルやZ世代に向けて広告をしなければならない
時代が来たということなのかも知れないなぁ、などと思った。
別の機会でもアメリカの20代・30代に聞いてみたが、見事に同じ反応だった。
最近はYouTubeしか見てなかったので、、、と30代女子が言ったが、
確かに私のYouTubeにもオリンピック関連のコンテンツは見当たらなかったから、
やはりそういうことなのだろう。
ソーシャルメディア・マーケティングを、セールスと直接結びつかないからという
不確かな理由で、特に重要ではないと考えている企業も未だにある。
おそらくその代表格がオリンピック協会なのかも知れないと思ったら腑に落ちた。
とってもリニアな体質なんだろうなぁ。
昨年、あれほど騒がれた東京オリンピックも、世界でどれほど見られたんだろう?
と、疑問がわいてきた。
世界で最も有名なスポーツイベントも、コロナや政治に塗れて、過渡期を迎えている
ことは間違いなさそうである。
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