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日本菓子やライフスタイルグッズを販売する、アメリカ発のEコマースBokksuが勢いを増しています。2018年から毎年、前年比100%の売上増加を果たし、今後も更なる成長が見込まれています。[i]多くの競合が存在する中、なぜBokksuは海外の人々に支持されているのでしょう?
日本菓子のEコマース「Bokksu」の誕生
ニューヨーク出身の創業者ダニー・タンは、大学卒業後に憧れていた日本へ渡り、世界ではまだ知られていない日本菓子の数々に魅了されました。4年間の日本生活を経て、ニューヨークへ帰った際、アメリカ人の友人へ大量の日本菓子をお土産で買って行ったところ、とても喜ばれたと語っています。日本のお菓子がこんなに好まれるのに、それを発見し購入する場所がないことに気づき、Bokksuを立ち上げることにしたそうです。
2016年には日本菓子の詰め合わせが毎月届くサブスクリプションサービスBokksuをローンチし、2018年には登録者100万人を達成。その後、日本のライフスタイルグッズを販売するBokksu Marketや日本、そしてアジアの食品を販売するBokksu Groceryを立ち上げました。今ではアメリカを含むおよそ100ヵ国へサービス展開しているグローバルECサイトへと成長しています。
Bokksuが他社とは一線を画す理由
日本菓子のサブスクリプションを提供している会社は他にもありますが、Bokksuの特徴は日本の伝統的なお菓子メーカー約100社と専属契約を結んでいることにあります。これにより、他では手に入らないユニークな商品を発見できることが海外で人気を呼んでいる理由のひとつです。
Bokksuはこれらのお菓子メーカーの歴史やクラフトマンシップに光を当てたコンテンツを発信しています。例えば、「月寒(つきさむ)あんぱん」が有名な、北海道札幌市で100年以上続く株式会社ほんま、北海道岩見沢市にある洋菓子店「赤いリボン」、埼玉の草加煎餅専門店の「せんべいラボ」、京都の手づくり飴の老舗「大文字飴本舗」など伝統的な日本菓子を紹介。Bokksuのサイトでは、それぞれのお菓子メーカーとその作り手のドキュメンタリー動画が紹介されていて、魅力溢れるコンテンツを展開しています。
参照元:Bokksu
他では手に入らないユニークな商品のキュレーション。そして商品の魅力が海外の人々に伝わるようなストーリーテリングとコンテンツ展開。この二つのポイントがBokksuの成功を支えているように思います。今後、海外でのビジネス展開を考えている方々にとって参考になれば嬉しいです。
Ys and Partnersはアメリカと日本の両国で、消費者調査に基づくブランド戦略構築を得意とする統合型マーケティングエージェンシーです。ぜひ、お気軽にご相談ください。
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