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社長の「のぶログ」 2021.05.07

アメリカで新型コロナワクチン接種を終え、変わったこと変わらないこと。

アメリカで新型コロナワクチン接種の2回目を終えて、かれこれ2週間が過ぎた。会場のあるウエスタン大学までは車で1時間くらいかかったが、1回目も2回目もほとんど混雑はなく、会場内も静かだった。構内には学生ボランティアが随所に配置され、てきぱきとした案内があり、ストレスなく予防接種を受けることができた。医療従事者には本当に感謝だ。2回とも笑顔で迎えてくれた。

注射後は15分間、副作用が出るかもしれないので、外で待機するルールがある。その時に腕に貼られたシールのデザインが可愛く、2回とも持ち帰って、家の壁に貼って眺めた。こういう時のデザインは偉大だ。気持ちを和ませてくれる。アメリカらしいといえばらしいな。大学構内にはPRブースも設置されいて、そこで写真を撮ることもできた。私たちも記念写真を撮った。

 

Covid19ワクチン接種
Covid19ワクチン接種のシール。手書きの時刻は、それまで近くで待機せよ、という覚書のようなもの。

 

2度の接種を終え、これまでに友人たちから最も多く聞かれた質問は2つ。どこのワクチン? そして、接種後体調が悪くなったか? ワクチンはファイザー製で、接種後、少し左腕が痛くなった程度ですんだ。一緒に受けた妻も同じだった。私たちがなんの先入観も持たずに受けられたのは、子供時代から予防接種を無防備に受け入れてきたからだろうか。世の中にひどく抵抗している人もいると聞くが、理由はさまざまだ。

アメリカではワクチンを開発した国としていち早く人々が利益を享受できたことはラッキーだったが、それでも未だ日本の10倍の罹患者が日々いるらしい。2021年5月7日現在、カリフォルニアでは83%プラスの人々が1回以上を終え、そのうち32%が2度の接種を完了したという記録がある。

仕事仲間のデイビットがZOOMの向こうから話すのが聞こえてきた。「2回の予防接種が終わったとしても、5%はまだ感染する確率があるんだぜ。しかも6ヶ月後には効果が薄れるらしいよ」。すごい発見をしたと言わんばかりに得意げなのが少し気になったが、これは大事なことだ。

その5%と6ヶ月後という数値がどれくらい重大なことかはわからないが、これからもマスクを外そうとは思わないな。休日の散歩は人気のないビーチを選ぶだろうし、外食は月に数回のテイクアウトかアウトサイドダイニングが可能なレストランだけ、外出したらこれまでのように何度も消毒液で手を洗う、それはしばらく変わりそうにない。

予防接種を終えて変わったことはあるか? 今のところ、わたし自身には大きく変わったことはないが、レストランはすでに我慢できなくなった人々で賑わっている。近所のお寿司屋さんはMother’s Dayに「握る人がいない」と悲鳴をあげていた。

次に来るのはレストラン業界の人手不足ではなかろうか。一度働き手が去ってしまった(メキシコに帰国してしまった人も多いと聞く)リスクの高いと思われている業界に、果たして働き手は戻ってきてくれるのだろうか。問題は山積みである。

データの詳細はここで紹介されている。

LA County Officially Eases COVID-19 Business Restrictions Under Yellow Tier

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