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社長の「のぶログ」 2019.03.13

SXSW現地から:ダイバーシティが与えるビジネスへのインパクト

SXSWは、会期内に800以上という、他に類をみないほどのコンファレンスとフェスティバルがある、Music、Film、Interactiveの各業界を横断したイベントである。
そのなかの一つに、Diversity Firstをうたったコンファレンスがあった。『How Diversity Became Our Implicit Bias(多様性がどのように暗黙の偏見をうんだか?)』というタイトルで、これはアメリカのホワイトメンズクラブと言われているアドエージェンシーに対して揶揄されたものである。
多様性があれば、エージェンシーはもっと効果的で有益であるはずだ、といった提言からはじまったこのコンファレンスではあるが、4名のスピーカーはいずれもDaileyというLAの独立系のエージェンシーのパートナーたちで、中心のスピーカーはシニアの白人男子であり、他の3名は見た目で判断すれば、白人女性、黒人男性、アジア系女性であった。
ちなみにDaileyは、2017年2月にインターパブリックグループから抜け出て、再度独立系となったLAのエージェンシーである。
コンファレンスルームに入ると、椅子の上にカードが置いてあり、そこにはたとえば「全ての白人男性がリードする広告代理店は、同一性をテーマにしたクリエイティビティを賞賛している」とか「マーケティング業界のわずか22%の人々が、黒人かアジア人、ラテン系と認識されている」と書かれている。
まさにホワイトメンズクラブへの痛烈な批判である。
なかでも、もっとも興味深かったのは、「多様性のあるマネジメントチームはもつとお金を稼ぐことができる」というもので、リーダーシップを取る者たちが多角的な視点をもつべきだと説いている。
翻って、私たちワイズアンドパートナーズは、日米ともに、まだ大きなマネジメントチームを持つまでには至ってないが、多様性のあるチームをつくりあげてきている。
会社のメンバーの75%が外国人か海外居住経験者であり、50%強が女性である。また、アメリカでは、さまざまな人種の専門家をパートナーにもっている。
これからも私たちはDiversity Firstでいく。
ワイズアンドパートナーズ代表 結城喜宣


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写真のカードとコピーはDailey LAのものです。Dailey LA:https://www.daileyla.com/
 

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