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社長の「のぶログ」 2021.10.29

やはり、Good Neighborsってすごい価値なんだと改めて思った。

拙宅の前に住むシンシアが、ついに家を売りに出した。

彼女は、後ろの住人と常に騒音のことでもめていて、何度もポリスがきていた。

午後10時以降、パーティすることは市の条例違反だと言って譲らなかった。

ある時、ポリスが「土曜くらいいいじゃん、まだ9時30分だし」と言ったようで、それにも怒っていた。

それからけっこう長い間、隣人の嫌がらせが続き、訴訟にもちこむ準備をしていると聞いていた。

が、ついに戦い疲れたか?

 

最近、その騒音家族は、家の塀工事という新たな行動に出て、工事音が鳴り響くようになった。

シンシアによれば、塀工事の隙に、周辺の家の土地を少しずつかすめ取ろうとしていて塀をずらし、近所中が怒っているということだった。

「まだ誰にも言わないでね(家が売れるまでは)」とシンシア。

ここでのポイントは、家を売却することになった人は皆、何か不都合なことを隠そうとするということである。

騒音をめぐる繊細さには個人差があったが、領土問題となると個人差はない。

こんな小さな世界でも争いは絶えず、それを知らずに引っ越してくる人は、入居早々、新たな問題にぶちあたることになる。

 

その後、シンシアの家にはひっきりなしに買主候補が現れた。

いったん安く売りに出して人気の物件とし、その後に買値を競わせるという作戦らしい。

アメリカは、基本的にビディングで家の値段が決まるから、そういう方法もあるんだな。

 

「とっても高値で売れたのよ」と最近のシンシアはご機嫌である。

近頃のインフレのせいか、家はとても高く売れるご時世となっている。

うちにもひっきりなしに「売りませんか?」という人たちが現れるが、今のNeighborsに不満はない。

右隣は、ビクター一家で、今の奥さんと昔の奥さんと3人で住んでいる。

喧嘩しないのかと思うが、たまに(どちらかの奥さんが)犬に怒っている声が聞こえる程度で、いたって静かだ。

左隣は、フェルナンデス一家で、私たちと同じくempty nesterである。

彼は釣り好きで、ボートを持っていて、たまに「マグロが釣れたぞ、俺は冷凍するのが嫌いなんだ、おすそ分けしてやる」と大量の刺身をもってきてくれる。太っ腹、この上ない(実際に太ってはいるが)。

そして、家の後は崖であり、何もない。

新しい家に越したとして、こんな素敵なNeighborsに恵まれるかと問うたら、50%は不幸になるかも知れない賭けのようなものだと言われるだろう。

 

シンシアは、その家に41年間住んだ。

おそらく新婚の時から住んでいるのだろうと想像したら、しみじみしてしまった。

今では、子供たちは巣立ち、旦那さんも(なんらかの理由で)いなくなり、静かに一人で暮らしている。

騒音問題さえなければ、もっと長く住んだに違いない。

やはり、Good Neighborsってすごい価値なんだと改めて思った。

 

会社も同じである。

Good Neighborsの集まりであってほしいと願い、仲間を集めてきたし、環境もできる範囲で整えてきた。

最近は、入社してくる人たちが口々に「良い人たちの集まりですね」と言ってくれるようになった。

コミュニティづくりは骨の折れる仕事だが、対話を通して、ひとつひとつ問題を解決していきたいと思う。

これからもGood Communityを目指して。

 

 

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