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いま日本のワイズアンドパートナーズで活躍してくれている新規開拓担当のRSくんは、以前はOPT(1年間アメリカで働く権利をもらえるビザ)を利用して、アメリカのオフィスに勤めてくれていた。
その際、アメリカ人の牧師さんの家庭にホームスティしていた。とても親切で素敵な家庭だったようだ。しかし、当然のことだが、文化差異がそこは存在する。しかも、アメリカ人は日本人のように金太郎飴ではない。個々の個性が際立っている。
RSくんは、ホームスティで英語力を鍛え、異文化体験をしていたのだと思うが、毎日、わたしたちにもたくさんの話をシェアしてくれた(このブログをその牧師さんが読んでないことを祈るが、、、)
ひとつだけとっておきの彼の体験(わたしたちにとっては疑似体験)を話すと、彼は毎日スパゲッティーをランチにもってきていた。そのホームスティのプランには食事が付いていて、そのランチは牧師さんの奥さんがつくってくれているとのことだった。
そのスパゲッティーは、いつも週末につくられる。そして、いつも決まってトマトソースだった。ほぼ一日の例外もなく。
牧師さんの奥さんが彼を差別していたわけではない。家族も同じものを食べているとのことだった。
ちなみにわたしのイタリア人の友人は、ホームスティ先でペットの器にパスタを出されて許容しかねると言って転居していたが、RSくんのホームスティ先は敬虔なクリスチャンの家庭で、特に食事が質素だったということだった。
そして、そのトマトソースは、Costocoで買ってきたようなただの缶詰をカチッと蓋を開けて出しただけのものだったということであった。写真は、わたしの目に焼き付いている太めのパスタとぱさぱさのトマトソースの記憶だ。
「え、具がないのか?」「今日もまたおんなじ?」「たまにはカルボナーラでも食べに行くか」そんなことを言いながら、笑いあった。
そんな経験をしているものだから、日本からくる学生やインターンが、日本人宅にホームスティをしていると聞くと、理由を聞きたくなる。なぜ、ここまできて日本人宅に?
それにはいろんな理由があるだろう。
白人の大家が難しい人だとか、アジア系の大家にはルールが多いとか(シャワーの時間を5分に限定されているという人さえいた)、キッチンを綺麗にしろとか、遅く帰ってくるなとか、毎日ランチがスパゲッテイーだとか(笑)それはそれはいろんな家庭があると思うのだが、それも含めて日本では二度と経験できない異文化体験ではないか?
アメリカまできて日本の殻に閉じ籠もるのは止めよう。そこを一刻も早く出て、異文化に飛び込もうではないか。
ワイズアンドパートナーズ代表 結城喜宣
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