ホーム ブログトップ 2022年のwebデザイン・トレンド予測(後編)

ブログ

米国マーケティングトレンド研究会 2021.10.01

2022年のwebデザイン・トレンド予測(後編)

企業にとってウェブサイトは「企業の顔」と呼ばれるほど重要なものです。ソーシャルメディアのトレンドのように、ウェブサイトのトレンドも年々変わっていくため、日常的にウェブサイトの分析と改修が必要になります。前回のブログ「2022年のwebデザイン・トレンド予測(前編)」では、イギリスのウェブデザイン会社が発表した「2022年からのwebデザイン・トレンド10選」の最初の5選を紹介しましたが、ほかのトレンドはどうでしょうか? さっそく見てみましょう[i]

トレンド6: モバイル・フレンドリー。

現在、グローバルサイトを訪れる53%以上のトラフィックがモバイル端末からだと言われています。そのため、モバイル端末からでも見やすく、使いやすいウェブサイトへの需要はますます増えてくるでしょう。とくにEコマースの場合、商品サーチから購入までのプロセスを、モバイル端末でスムーズに行えるウェブサイトはコンバージョンに繋がりやすくなります。

トレンド7:ダイナミック・スクローリング。

「ダイナミック・スクローリング」とは、ランディングページのように、メインコンテンツが全て1ページに収まっていることを意味します。複数のページを持ち、各ページことで異なるコンテンツにフォーカスする従来のウェブサイトと違い、「ダイナミックスクローリング」の特徴は、全てのメインコンテンツが1ページに集約されているため、ストーリーの流れが伝わりやすく、スクロールするだけで情報の収集ができ、モバイル端末でも見やすいという利点があります。

トレンド8:インタラクティブ(双方向的)なコンテンツ。

ウェブサイトの分析で気になる指標のひとつが、ページの平均滞在時間です。ユーザーがウェブサイトに滞在する時間が長ければ長いほど、コンバージョン率もあがると言われています。そんな平均滞在時間を増やすひとつの方法が、インタラクティブなコンテンツをウェブサイトに入れることです。

たとえば、近年スキンケアブランドのウェブサイトでよく見かけるようになったのが、肌タイプやスキンケアのルーティンに関連したアンケートに答えると、自分の肌とルーティンにあった商品を紹介してくれるサービスです。このように、アンケートやクイズなど、実践的で役に立つインタラクティブなコンテンツを取り入れることにより、サイト訪問者を飽きさせず、再訪問させることができるウェブサイトができあがります。

トレンド9:より速い表示速度。

2017年のグーグルの調査によると、ウェブページの表示速度が1秒から3秒になったことでユーザーがウェブサイトを退出する可能性は32%にあがると言われています。また、2019年Portentの調査では、0秒から9秒の間で、表示速度が2秒あがるごとにコンバージョン率は2.11%落ちるとの結果もでるほど、ウェブサイトの表示速度は企業の利益に深く関わる重要な数値なのです[ⅱ]。せっかくウェブサイトに訪れてくれた人たちを逃さないためにも、ウェブサイトの表示速度の計測とメンテナンスをこまめに行うことがますます重要になってきます。

トレンド10:ローカルSEO

ウェブサイトをより多くの人たちに発見してもらうためには、SEO対策をしっかりしていくことが大切です。前回ご説明したロングテールキーワードのほかにも、ここ数年来、定着したSEOトレンドが、「○○地域のレストラン」や「近くにあるジム」など、ロケーションに関わる検索語句です。HubSpotによれば、46%のグーグル検索がロケーションに関連したものだと言われています。そのため、ウェブサイト上で実店舗や会社の電話番号や住所を明記したり、商品やサービスを売っている国や地域別にランディングページをつくったりするなど、ローカルSEOの強化をしていく必要があるでしょう。

まとめ

今回は前編に続き、イギリスのウェブデザイン会社が発表した「2022年からのウェブデザイン・トレンド10選」から残りの5選を紹介しました。世の中に星の数ほどウェブサイトが存在するなかで、他社と差別化をはかるためには、デザインだけでなく、サイト構成や表示速度、SEOなど、様々な点を考慮していかなければなりません。まずは今一度、自社のウェブサイトを見返し、改善点をリストアップしてみるのも良いかもしれません。

米国マーケティングトレンド研究会2021.09.28

2022年のwebデザイン・トレンド予測(前編)

企業にとってウェブサイトは「企業の顔」と呼ばれるほど重要なものです。そして、テクノロジーが発展していくと同時に、ウェブサイトの仕組みやデザインのトレンドも変化していきます。今回(前編)は、イギリスのウェブデザイン会社が発 […]

 

◉ ウェブやECサイトのリニューアルをご検討されている皆さま、Ys and Partnersでは、アメリカと日本において、数々の実績があるバイリンガルのウェブサイト制作・運用チームがサービスをご提供しています。ぜひ、お気軽にご相談ください!

◉アメリカのマーケティングトレンドを定期的に勉強したいと思われている方は、ぜひこの「アメリカマーケティングトレンド研究会」のメルマガ購読をしてみませんか? こちらからほんの数秒でお申し込みいただけます。お名前も個人情報の記入も不要ですので、ぜひ!
メルマガ購読はこちらから

 

 


参照元:

[i] https://www.socialmediatoday.com/news/10-web-design-trends-and-predictions-for-2022-and-beyond-infographic/606425/

[ⅱ] https://blog.hubspot.com/marketing/page-load-time-conversion-rates

プロジェクトのご相談やご依頼につきましては、以下のフォームに必須項目をご入力ください。
24時間以内に回答いたします。

お問い合わせ
前の記事
日本流「すっぴん風メイク」:スキンケアからアイメイクまで

前の記事 米国マーケティングトレンド 日本流「すっぴん風メイク」:スキンケアからアイメイクまで

次の記事

次の記事 米国マーケティングトレンド J-Beauty Spotlight:日本のビューティ・インフルエンサー、ガブリエラ令子さんインタビュー!

J-Beauty Spotlight:日本のビューティ・インフルエンサー、ガブリエラ令子さんインタビュー!

ランキング

今月の人気記事はこれっ!

“米国マーケティングトレンド研究会”
最新の記事

越境ECプラットフォームの選び方:アメリカならShopifyがおすすめ?選び方のポイントと注意点を解説!
詳細を見る
【リブランディング成功例】ターゲット層を男性から女性へ変えて収益が10倍に! スタンレー社
詳細を見る
アメリカの若者に人気!スタジオジブリの世界観:映画『君たちはどう生きるか』の成功を解説
詳細を見る

ランキング

今月の人気記事はこれっ!

トップに
戻る