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米国マーケティングトレンド研究会 2022.04.05

誰もがブランドアンバサダーになれる?インスタの「商品タグ」アップデート

Eコマースを持つブランドにとって便利なインスタグラムのショッピング機能。そんなショッピング機能の一部である「商品タグ」がこの度アップデートされ、ブランドやインフルエンサーだけでなく、一般ユーザーでも使用できるようになりました。企業のインスタマーケティングにおいて、どんなメリットがあるのでしょう?

インスタグラムの「商品タグ」アップデート:誰もがブランドアンバサダーになれる?

インスタグラムの「商品タグ」とは、投稿内に登場する商品の詳細が確認でき、購入へ誘導できる機能のことです。この機能が使われている投稿にはショッピングバッグのアイコンが表示され、投稿をタップすると、商品名や価格の詳細が確認できるタグが表示されます。そのタグをタップすると、商品の購入ページへユーザーを誘導することもできます。


商品タグの例: jbtycollection

この機能がローンチされた当初は、インスタグラムのショッピング機能を利用しているブランドのみが自身の投稿に付けることができました。2019年には、この機能を利用しているブランドと組んだインフルエンサーであれば、投稿内にそのブランドの商品タグをつけることができるようになりました。これにより、インフルエンサーマーケティングが円滑化し、より高い集客効果も見込めるようになりました。

そして今年の3月、インスタグラムはこの「商品タグ」の使用範囲をさらに広げ、ブランド、インフルエンサーだけでなく、一般ユーザーも自身の投稿に商品タグを付けられるようになったことを発表。言い方を変えると、誰もがブランドアンバサダーのように、商品のPRが簡単にできるようになったのです。

企業のメリット:ブランド認知向上と、購入の機会が増える!

たとえば、あなたがあるブランドの洋服を着た写真を投稿したとしましょう。以前であれば投稿にブランドのアカウントをタグ付けすることしか出来ませんでしたが、これからは投稿で着ていた洋服の「商品タグ」も付けられるようになります。

このアップデートによって、ユーザーはインスタグラム上で新しいブランドや商品を発掘しやすくなりました。企業にとってのメリットは、より多くの人がブランドを認知し、商品を購入する機会が増えることです。広告やインフルエンサーなどのペイドメディア以外の方法でも自身の商品を見つけてもらう機会が広がるでしょう。

このアップデートにより、企業は、如何にして一般利用者の投稿に自社商品のタグを付けてもらうか?を考える必要があります。そのために大事なことは、顧客とのコミュニケーションやカスタマーサポートを強化し、ロイヤル顧客をつくることです。また、キャンペーンの一環として商品のタグ付けを促進するなど、インスタマーケティング施策で出来ることがますます増えるでしょう。

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