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3月8日は国際女性デーらしい。
テレビを見ないせいか、またグーグルやフェイスブックのアルゴリズムのせいか、私がこの情報を知ったのは、経理のMKさんを通してだった。彼女もまた、アシスタントデザイナーのHMさんから朝一に仕入れた情報とのことだった。
気になって国際女性デーの起原をウィキペディアで調べてみた。
「1904年3月8日にアメリカ合衆国のニューヨークで、女性労働者が婦人参政権を要求してデモを起こした。これを受けドイツの社会主義者クララ・ツェトキンが、1910年にコペンハーゲンで行なわれた国際社会主義者会議で『女性の政治的自由と平等のためにたたかう』記念の日とするよう提唱したことから始まった。
国際女性デーにちなむ最大の事件は、1917年にロシアで起こった二月革命。国際女性デー(当時ロシアで使われていたユリウス暦では2月23日にあたる)に首都ペトログラードで行われた女性労働者を中心としたデモは、男性労働者、更には兵士を巻き込んだ大規模な蜂起となり、最終的には帝政を崩壊に追い込んだ。
国連は1975年(国際婦人年)の3月8日以来この日を『国際婦人デー』と定め、現在は国際連合事務総長が女性の十全かつ平等な社会参加の環境を整備するよう、加盟国に対し呼びかける日となっている」
とのことだから、女性の力をあなどるとえらいことになると歴史は証明しているわけだ。
ここからはMKさんのウィークリーレポートを引用する。
「今朝、開口一番、はるかちゃんから『今日は国際女性デーですね!』と言われ、面食らいました。たしかにそんな名前を耳にしたことがあるような。でも、一体何をする日なんだ?と。『国際男性デーって聞かないね。』とあまり実りのない返答をする私。
しかしながら、ちょうど昨日、以前の会計事務所は、男尊女卑の傾向の強い会社だったと思い返していたところでした。“男性はこの仕事をさせるけど、女性にはこの仕事”とか
“育休を取らせてやってる”とか言葉の端々に出てきたのを思い出しました。
ワイズアンドパートナーズで働きはじめてから、国際女性デーを意識せずに、仕事ができていることにも感謝です」。
それを聞いて嬉しかったが、私は意識して男女平等の企業カルチャーをつくるんだ、とかは思ったことはない。だから努力の賜物というわけでもないのだ。言ってしまえば、私も他の男子のメンバーもみな男尊女卑ではないわけである。
確かに世の中には男尊女卑の傾向が強い男子がいるが、あれはどういった教育を受けるとそうなるのだろうか、それともDNAに深く刻まれたご先祖さまからの申し渡しなのだろうか?
いずれにしても、私は国際女性デーのターゲットとは捉えられてないということが今回わかった。そもそも男尊女卑は年齢の上の者に多いだろうから、もっとそういったターゲットに対して「男尊女卑ばかりしていると君の人生そのものがロシア帝国みたいになっちゃうぞ」とアピールしなければならないのではないかと思う。
このブログを書いて公開したら、ニュービジネス開拓担当のRSくんから「日本は、グローバル・ジェンダー・ギャップ指数が世界標準以下なんですよ」という情報が入ったから、この情報を付け足すことにした。
調べてみると、世界経済フォーラム(WEF)による男女格差の度合いを示す「グローバル・ジェンダー・ギャップ指数」2018年版によると、調査対象となった149カ国のうち、日本は110位だったとのこと。
経済・教育・保健・政治の4分野14項目のデータを元にして、各国の男女の格差を分析した指数で、純粋に男女の差だけを評価しているらしい。つまり、日本の男女は(男子だけの問題ではないかもしれないが)男女平等になってないという点において後進国の一員だということになる。
少子化になれば多少はましになるのだろうか? ますます長男なるものが有り難がられて、男尊女卑が加速しないことを祈るが。
ワイズアンドパートナーズ代表 結城喜宣
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Ys and Partners(本社カリフォルニア州アーバイン市)では、2002年から「日本のブランドを世界で有名にする」を使命に、これまで50社以上の大手日系企業に、マーケティング領域のなかでも、米国向けの製品開発、販路開拓、PRやプロモーションのご支援をしてきました。日本オフィス(東京と横浜)では、北米進出や海外からのインバウンド観光客集客の支援をしています。
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参考サイト:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%83%87%E3%83%BC
https://www.huffingtonpost.jp/2018/12/17/gender-gap-2018-japan_a_23618629/
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