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LinkedInは「Collaborative Articles」という、LinkedInの中のプロフェッショナルたちがまったく新しいレベルでつながることができる新機能を発表しました。この仕組みが拡大すれば、広告に莫大な費用をかけなくても、ブランド認知を高めたりプロフェッショナルなつながりを喚起したりすることができるようになるかもしれないと言われています。今回はアメリカにおけるLinkedInのパワーと、この新機能の潜在的な用途を確認してみましょう。
アメリカにおけるLinkedInの影響力
ソーシャルメディアはかつて、個人的なつながりや個人的なニュースの共有のために使われていました。そして今では、ビジネスシーンにおいてもコミュニケーションの場として活用されることが増え、アメリカではBtoB戦略のためのツールとしてソーシャルメディアが成長しています。そして特にそのニーズを満たしているのが、ソーシャルメディア・プラットフォームがLinkedInです。現在、LinkedInのユーザー数は8億7500万人で、200カ国以上で利用されています。
LinkedInのユーザー数が最も多いのはアメリカで1億9900万人、次いでインドの1億100万人です[1]。ビジネスやソーシャルメディアでのアウトリーチ戦略の一環として、特にアメリカやの企業とつながりを持つことを目標とするなら、取り入れることが必要不可欠となりつつあります。
アメリカ人はLinkedInをどう使っているのか
LinkedInは、今や単なる個人的なツールではありません。アメリカ人の多くのプロフェッショナルが、ビジネスのリードやコラボレーションを生み出すための主要ツールとして利用しています。プロフェッショナルのネットワークが中心なので、ターゲットに効果的にヒットする可能性が高く、その証拠として、LinkedInを利用したあるマーケターへの調査では、コンバージョン率が2倍、リード単価は44%減少したことが判明しています[2]。
LinkedInは、新しい仕事を探している人にとっても主要なツールとなっています。アメリカではLinkedInのページを更新せずに仕事を探そうとすると、特に大都市での就職活動では苦労することがあるほどです。
これは自分のプロフィールから社内外のさまざまな人にメッセージを送ることができる利便性と、長文のコールドメールによる正式な売り込みが不要なため、人脈作りがこれまで以上に簡単になっているからかもしれません。
もちろん、個人的なキャリアアップだけでなく、個人と企業を繋いだり企業と企業のタイアップを促したりするのに最適な場所だと考えられています。
他にもLinkedInは、競合他社の動向を把握したり、業界のニュースについて議論したりする場としても利用されています。LinkedInのユーザーの多くは、決裁者やビジネスにおいて意思決定を行うことができる役割を担っています。彼らの多くは、どのようなキャンペーンを行うかなど、LinkedInから集めた情報に基づいて、そのビジネスのための意思決定を行うことも多々あるのです。
LinkedInの新機能「Collaborative Articles」
LinkedInでは誰かのスレッドに考えを投稿したり、業界の予測やトレンドに関する記事を投稿したりするだけで、個人や企業と交流することができ、自分のページやビジネスへの興味をPRすることができます。
このようなアクティブな交流が発生するのを増やすことを目的としてローンチされたのが、「Collaborative Articles」です。現在は、まだ特定のアカウントのみが利用できる限定機能ですが、今年の後半には一般にも展開される予定となっています。
現段階でオープンにされている譲歩によると、これはAIが記事のプロンプトを生成し、そのプロンプトに基づいて関連する専門知識やスキルセットを持つプロフェッショナルにメッセージを送り、プロンプトへの返信を依頼するという仕組みになっています。そして、その記事は、そのスキルに関するページに掲載されたり、記事の通知をオンにしているユーザーのフィードに表示されたりするようです[3]。
3月上旬の開始以来、少なくとも40のコラボレーション記事がLinkedInで公開されました。
これらの記事に対する反応はさまざまです。LinkedInで公開され、より多くのユーザーが見て成長できるような、より公式な共同作業の試みというアイデアを賞賛する人もいれば、新しい情報を生み出すのではなく業界の専門家から逸話を集めているだけなので、役に立たないという意見の人もいます。
「Collaborative Articles」はビジネスに役立つのか?
今のところ、招待されないと「Collaborative Articles」に貢献することはできません。
今後このサービスがすべてのLinkedInユーザーに提供されるようになったら、これらの共同作業に参加するために時間を費やすべきでしょうか?
前述した通り、特に企業やビジネスプロフェッショナルにとってLinkedInを使う目的は、他の個人や組織との実りあるつながりを構築することであれば、LinkedInの公開投稿に参加することは、自社ブランドや知識豊富な社員の認知度を高めるのに最適な方法です。
それだけでなく、厳選された専門家グループが集まって共同記事を書くということは、同業者が同じような問題をどのように解決しているのか、情報を収集するのにも最適な方法といえるでしょう。反対も然りで、より自分たちのビジネスに近いコミュニティで寄稿するということは、自身のビジネススキルをアピールするいいチャンスだと捉えることができます。
そしてその中で議論されている知識やスキルについて共同記事に貢献することは、共同編集者ではないけれど興味を持つ何千人もの人々に見てもらうことになり、同じ志を持つ好奇心旺盛な専門家とつながれるいい出会いを生み出すかもしれません。
まとめ:自分たちの良さをアピールすること
アメリカにおけるソーシャルメディアのBtoBマーケティングに関していえば、綿密に計画されたLinkedIn広告キャンペーンとサイト上での強力なソーシャルプレゼンスで得られる結果に勝るものはないでしょう。
大規模な広告キャンペーンに費やす予算がない場合は、ビジネス公式LinkedInページを持ち、業界に関連する投稿を常に行うことも重要となっています。自分のビジネスの成功について投稿することを恐れないことが、アメリカで自分たちをアピールするための最初の一歩だと言えるかもしれませんね。
アメリカでBtoBビジネスを検討中の方、LinkedInマーケティングに興味をお持ちの方は、
ぜひワイズアンドパートナーズにご相談ください!
参照元
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“米国マーケティングトレンド研究会”
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