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1999年9月に渡米してからというもの、私たち家族は「日本のパン屋」を欲していた。というのも南カリフォルニアのパン屋は、何処もそこそこの味で、「日本のパン屋」ほどきめ細やかではないし、あんぱんやメロンパン、コロッケバンや焼きそばパンみたいな異種格闘技戦みたいなパンはどこにもないからだ。
「日本のパン屋」がくれば確実に流行るぞ、という予感があった。確信と言っても良いくらいだった。なにせポジショニングがユニークなのだ。日本に帰る度に、声を大にして言っていたが誰も知らん顔。仲の良いパン屋の友人にも鼻で笑われるばかり。
そして、何年前だったろうか、日本人経営による「Cream Pan(クリームパン)」なるパン屋がオレンジカウンティにできた。そして、何年もかけて徐々にファンを増やし、今や長蛇の列だ。この現状を「日本のパン屋」または「日本のパン職人」に知らせたい。まだお気づきになってないようだが、ラーメン屋みたいに、まだまだアメリカで需要はあるのですよと。
なぜこんな「日本のパン屋」のことを突然思い出したかというと、アメリカオフィスのアシスタントPMのATさんのディリーレポートで、「パン屋好き」なら聞き逃せないという話を教えてくれたからだ。
ここからは彼女のレポートの引用。
「週に1度の楽しみであるファーマーズマーケットに、新しいパン屋さんが加わった。私はこちらに来てから85℃という比較的安い台湾系のパン屋さんによく行っていたが、今回ファーマーズマーケットに加わったのはそれとは一味違う、LAからきたというすこしおしゃれでお値段も高めのパン屋さんだ。今日は、ついシナモンロールとライ麦のバゲットを買ってしまった。無類のパン好きの私は、チェーン店の安くて美味しいパン屋さんでも心が満たされるが、Pastries By Edieように素材を含め、手の込んだ「良質なパン」を買うのも、たまには良いと思った。そしていつもファーマーズマーケットでは、わき目も振らずにタイ料理に直行していたのだが、この事を教えてくださった先輩のSYさんの広いアンテナにも感謝だ」。
ちなみに、彼女がファーマーズマーケットと呼んでいるのは、うちのオフィスのパーキングスペースにやってくる屋台たちのことで(ランチトラックとは異なる)、皆が楽しみにしているイベントなのだ。
Pastries By Edieの詳細はこちら⇨https://www.ediespastries.com/
さて、ここまで言ったら、どこかのパン屋さんが興味をもってくれるだろうか? 期待してますよ!
ワイズアンドパートナーズ代表 結城喜宣
アメリカでビジネスを成功させる
Ys and Partners(本社カリフォルニア州アーバイン市)では、2002年から「日本のブランドを世界で有名にする」を使命に、これまで50社以上の大手日系企業に、マーケティング領域のなかでも、米国向けの製品開発、販路開拓、PRやプロモーションのご支援をしてきました。日本オフィス(東京と横浜)では、北米進出をはじめ、海外からのインバウンド観光客集客を計画中の方々に初回無料コンサルテーションを実施しています。
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