ホーム ブログトップ 大災害とソーシャルメディア、一人一人ができること-311以降の日本

ブログ

米国マーケティングトレンド研究会 2011.08.15

大災害とソーシャルメディア、一人一人ができること-311以降の日本

3月11日に起こった日本の大震災は、ここ米国内の人々にも大きなショックを与えた。米国西海岸時間10日の夜、いつものようにリビングでテレビをつけると、そこにはBreaking Newsと題した大きな津波の画像が、我が故郷、八戸の港を映し出していた。まるでCGの編集室で見るかのような大津波が畑や街を飲み込んで行く様子が、ABC, NBC, CBSなどのニュースで繰り返し流れた。
翌日からフェースブックとEメールのインボックスはアメリカ人の友人からのお見舞いや安否を尋ねるメッセージであふれた。アメリカは、国家としてすぐに日本のために立ち上がっていた。しかしながら911の時と大きく違うのは、同時に、世界の人々が個人レベルでサポート活動を開始できたことにある。
市民がソーシャルメディア上で呼びかけを始め、至る所でPrayersが起こった。ワイズアンドパートナーズも企業としてのソーシャル・リスポンシビリティ活動として社員全員で赤十字の基金活動と娘の高校のファンドレイジングを全面的にサポートした。
高校生らは震災7日後の3月19日に78名のボランティアを集め、大々的にカーワッシュやベークセールを催し、約5000ドルの義援金を集めた。その活動はさらに輪を広げ、1000cransprojectと命名し、5月22日に第二回目のチャリティイベントを行なった。それらの様子は、フェースブックで見ることができる。Thousand Crane Projectに参加してもらうことができれば嬉しい限りである。
多くの市民が義援金やイベント活動で日本の救済サポートを続けており、そのSave for Japanのムーブメントは、今まだ米国内の大きなトピックとなっている。ここに民主化されたメディアであるソーシャルメディアに感謝するばかりである。
企業も個人も、復興の為に、人目をはばかることなく活動できる時代が到来している。
ワイズアンドパートナーズ ブランドマーケティング・ディレクター 結城彩子

プロジェクトのご相談やご依頼につきましては、以下のフォームに必須項目をご入力ください。
24時間以内に回答いたします。

お問い合わせ
前の記事
スティーブ・ジョブズ氏、アップル社CEOを辞任ー

前の記事 米国マーケティングトレンド スティーブ・ジョブズ氏、アップル社CEOを辞任ー

次の記事

次の記事 米国マーケティングトレンド フェイスブックが仕掛けたエージェンシーへの新しいエンゲージメント

フェイスブックが仕掛けたエージェンシーへの新しいエンゲージメント

ランキング

今月の人気記事はこれっ!

“米国マーケティングトレンド研究会”
最新の記事

New
日本の「和牛」の魅力!海外でも和牛が人気?
詳細を見る
2024年、アメリカで1番検索されたワードは?
詳細を見る
DemureやFYPの意味は? アメリカのSNSで発信される新語を解説!
詳細を見る

ランキング

今月の人気記事はこれっ!

トップに
戻る