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ニコニコレンタカーという名前を初めて聞いたのは、ロサンゼルスだった。
確か一年前、あるセミナーでニコニコレンタカーの駐在員の方から名刺を
いただき、直感的に安さを売りにしているブランドなんだなと理解した。
それがニコニコレンタカーを知った最初の出来事だった。
それから、すっかりそのことを忘れていたのだが、次にその名前が目に飛び
込んできたのは、日本の実家でGoogle検索をした時のこと。検索窓に「福井、
レンタカー」と打ち込んだ。いくつもの広告が出てきて、確か3つ目か4つ目
にそのいかにも安そうなレンタカー会社の名前を発見した。
「おっ、ニコニコレンタカー!!!福井にもあったの?」
Google検索広告って、知名度がないとなかなか効果が出ないと言われるが、
まさに私にとってはそれが二度目のタッチポイント。すぐさま広告をクリック
して金額を確認し、ほんの10分程度で会員登録、予約となった。あっという間
のコンバージョン(この手柄はきっとインターネット広告のチームにいくのだ
ろうな)。まさか今回の私のようなペルソナやカスタマージャーニーは誰も思い
浮かぶまい。しかし、いずれにしてもここからわかることは広告に触れる前の
認知と、その時どう認知が形成されたか、がとても大切なのである。
そういう意味で、そのネーミングはとても賢い。結局、私たちがレンタカーに
求めるのは、一世一代のデートでもない限り、安さに価値があるからだ。
そして、予約の段になって初めてこの安さの秘密がそのビジネスモデルにある
と理解した。いわば自前の独立した店舗をもたず、ガソリンスタンドとの店舗
及び人材シェリング、もしくはガソリンスタンドへの業務委託のようにみえる。
ここでふと思った。果たして、ニコニコレンタカーはアメリカではどこの館に
入ろうとしているのだろうか? ホテルチェーン、はたまたコンビニ?
米国の人々は、レンタカーに求める価値が日本人のそれとは少し異なるから、
そう簡単ではないだろう。
いずれにしても、アメリカでのニコニコデビューが楽しみである。
ニコニコレンタカー:https://www.2525r.com/
ワイズアンドパートナーズ代表 結城喜宣
アメリカでビジネスを成功させる
Ys and Partners(本社カリフォルニア州アーバイン市)では、2002年から「日本のブランドを世界で有名にする」を使命に、これまで50社以上の大手日系企業に、マーケティング領域のなかでも、米国向けの製品開発、販路開拓、PRやプロモーションのご支援をしてきました。日本オフィス(東京と横浜)では、北米進出を計画中の方々に初回コンサルテーションをご提供しています。
お問い合わせページはこちらから→ https://ysandpartners.com/jp/contact/
*写真は、ニコニコレンタカーとストックフォトで検索した時に出てくるイメージのひとつです。
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