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最近行われた、動画視聴者の行動についてのリサーチで、75%の視聴者がスマホで動画を見る際に音をミュートにしているという結果がでました。このことから、今後はモバイル向けの動画コンテンツに変化が訪れると予想されます。
テレビからモバイル動画の時代へ。
長年、携帯機器はテレビに次ぐ「セカンド(2番目の)スクリーン」と呼ばれてきました。しかし、スマートフォンと、ユーチューブやネットフリックスのような動画ストリーミングサイトの普及により、いまでは短尺動画のみならず、ドラマやスポーツゲームなどの長尺動画もスマホで見る人が増え、テレビを抜いたとも言われています。
2017年に行われたフェイスブックのリサーチでは、なんと94%のひとがテレビを見ている最中にスマホを弄っているという結果も出るほど、現代の私たちのフォーカスが無意識のうちにテレビからスマホへとシフトしているのです[i]。
音無し、字幕ありでスマホの動画をみるひとが増加。
そんななか、最近発表された動画視聴者の行動に関するリサーチで、85%のミレ二アル世代と64%のZ世代、そして全体で75%の視聴者がスマホで動画を見るときに音を出さずに見ているということが分かりました[ii]。
そして、音無しでスマホの動画を見る人々が増えたのと比例し、テレビでもモバイル動画でも字幕をつけて見る人が増加しています。とくにこの傾向は若者に多く見られており、半分以上のZ世代が字幕付きでテレビを見ているというリサーチ結果もでています[iii]。
これは、外出時、または仕事や学習の合間など、テレビを見ながら、音楽を聴きながらスマホでソーシャルメディアの動画やユーチューブ動画を見る人が多くなったことが起因していると言えそうです。
その結果、最近、インスタグラムが、ストーリーズやIGTV、リールズに(投稿主が)自動字幕をつけられる機能を展開したり、ユーチューブが全ての動画を自動字幕付きで見られるようにしたりなど、動画の字幕機能を実装するソーシャルメディアや動画ストリーミングサイトが増えています。
今後の動画コンテンツはどうあるべきか。
75%の視聴者が音無しでスマホの動画を見ていることから、今後はますます字幕付きの動画への需要が高まると予測されます。
また、750人を対象にしたあるリサーチでは、字幕付きの広告を見たときの方が、字幕なしの広告よりも視聴者の理解が56%高かったという結果もでているため、とくに広告動画に字幕や文字をいれることは必要不可欠になるでしょう[iv]。
このように、動画視聴者の「今の傾向」を理解することがとても重要になってきています。その上で、動画コンテンツを制作していく必要があります。アメリカの「今の傾向」を常にアップデイトしているYs and Partnersでは、デジタルマーケティング関連のコンサルティングのほか、動画コンテンツの制作も行っています。ぜひこの機会にご相談ください。
参照元:
[i] https://www.facebook.com/business/news/insights/mobile-and-tv-between-the-screens
[ii] https://digiday.com/sponsored/75-percent-of-people-watch-mobile-videos-on-mute/
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