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テック系のスタートアップ企業といえば、多くの方がサンフランシスコのシリコンバレーをイメージするのではないでしょうか。実は、その南に位置するロサンゼルスでもテクノロジー企業の起業が盛んになっています。たとえば、ティーンネージャーの間で爆発的な人気を誇るSnapchatやTinderや もロサンゼルス発のスタートアップです。
今日は、Ys and PartnersでAE (Account Executive)をしているYusukeが、ロサンゼルスがスタートアップ企業の成長環境として注目されている理由をご紹介します。
なぜSFではなくLAなのか?
ロサンゼルスがテック系スタートアップ企業には最良の環境であるとして注目され始めたのは2014年頃です。多くの投資家や起業家がスタートアップのコミュニティを築き上げてきました。
前述した一定の時間でチャットの内容が消えるSnapchatや男女をマッチングするアプリTinder、求人掲示板のオンラインサービスZipRecruiterなどが急激な成長を遂げています。
また全体を俯瞰すると、数多くのスタートアップ企業の姿が見えてきます。時価総額の高い順にソートすると、皆さんがご存知の企業も多いのではないでしょうか。
LAで起業するメリットとは?
上記のようなスタートアップがサンフランシスコではなくロサンゼルスを選んだ理由は何だったのでしょうか? 年間300日が晴天と言われるロサンゼルスは、天気や気候においてはアドバンテージがありますが、下記も多くのスタートアップから指示を受けている理由です。
①長いコンテンツ産業の歴史
ロサンゼルスといえばハリウッドが思い浮かぶように、エンターテインメント産業が隆盛を誇り、コンテンツ制作者を多く擁する地域です。近年では、動画のサブスクリプションサービスの「NetFlix」やキュレーションメディアの「BuzzFeed」もロサンゼルスに拠点を置いています。経験を積んだクリエーター人材が獲得しやすいのです。
②エンジニアの数
ニューヨークやボストン以上に多くのエンジニアを輩出しているのがロサンゼルスです。アメリカ国内で一番多くのエンジニアを生み出しているとも言われています。そういったエンジニアを輩出する 教育機関が多いのも特徴です。
③投資のボリューム
ロサンゼルスでは2014年に30億ドルもの資金がスタートアップに提供されました。初期ステージへの投資が多いのも特徴であり、初期ステージでこれだけの投資額がある地域は他にありません。
LAのスタートアップと未来。
ロサンゼルス発の成功スタートアップ企業の一つにCornerstoneOnDemandという会社があります。彼らはクラウドベースで企業向けに人材育成のプラットフォームを提供しています。現在彼らは後輩スタートアップに対してメンター的なポジションとなり、これからの新しい芽に再投資を始めました。こうしたLAスタートアップの中心的企業が若い人材を育てていくことで、スタートアップ界隈の人材育成に貢献しています。ロサンゼルスでは、こうしたエコシステムが生まれつつあるのです。
まとめ
ここまでロサンゼルスにフォーカスして学んできましたが、スタートアップ企業にとって大切なものは、そのエリアに根付く起業家のコミュニティであると言えそうです。イベントや勉強会、成功している先輩スタートアップ企業からのアドバイスや支援を受けることができる。ロサンゼルスにはそういったコミュニティが増えています。
お時間のある際に、ロサンゼルスに足を運んでみてはいかがでしょうか。
この情報は、Ys and Partners米国オフィスのAccount Executive、Yusukeがお届けしました。
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参考記事
http://tech.co/los-angeles-startup-success-2015-11
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