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現在、急成長中のソーシャルコマース。フェイスブックやインスタグラムを中心に、ソーシャルメディアでお買い物を楽しむ消費者が増えるなか、ツイッター社が初めての試みとして、ショッピング機能を一部のビジネスアカウントにてテストすると発表しました。
フェイスブック、インスタグラムとはどう違う、ツイッターのショッピング機能とは?
アメリカでは、フェイスブックやインスタグラム、スナップチャット、ピンタレスト、リンクドインについで6番目のアクティブユーザー数をほこるツイッター[i]。競合のソーシャルメディアがソーシャルコマース化へと向かっているなか、ツイッターがショッピング機能をテストすることは今回が初めての試みになります。
ツイッターのショッピング機能、通称「Shop Module(ショップ・モジュール)」は、現在、大手ビデオゲーム販売会社の@GameStopや、旅行会社の@ArdenCoveを含む、テクノロジー、ゲーム、ライフスタイル、メディア、エンターテインメントの各業界から選ばれた10のアカウントのみでテストされています。
「Shop Module」機能を使用すると、プロフィール部分にEコマースサイトで販売している商品がカルーセルのように表示されます。ユーザーが気になった商品をクリックすると、プラットフォーム内でEコマースサイトの商品ページが開き、商品詳細を確認できるほか、購入することもできる仕組みになっています。
(techcrunch.comから:ツイッターの「Shop Module」機能)
ツイッターは、ソーシャルコマースとしての需要はあるのか?
ツイッターの最大の特徴は、拡散性が高いことです。写真を入れる必要もなく、短い文章を気軽に投稿し、ほかの投稿にも簡単にリツイート(共有)できるので、リアルタイムで反応を得られやすく、不特定多数のひとたちに瞬時に拡散されることも珍しいことではありません。そのため、ツイッターでショッピング機能が使えるようになれば、この拡散力を活かしより多くの消費者にブランドや商品について知ってもらう機会も増えるに違いありません。
また、ツイッターの利用者の約70%が男性となっているため、女性利用者のほうが多いインスタグラムやピンタレストとは異なる商品カテゴリーの需要が高くなる可能性が考えられます[ii]。たとえば、インスタグラムでは美容系やアパレル系のブランドがショッピング機能を活用し成功したケースが多いのですが、ツイッターではスポーツブランドやゲームブランドなど、男性向けブランドのほうがショッピング機能を使ってより良い結果を出すことも大いにあり得るのです。
気になる今後のツイッターのソーシャルコマース化とは?
ツイッターがソーシャルコマース化に向けてのファーストステップとしてテストする「Shop Module」。このテスト期間は、ツイッターにとって利用者の反応や行動を調査しながら、より良いユーザー体験を導き出す最初の機会でもあります。すでにツイッターは、ブランドや商品についての情報交換をする場としても活用されていますが、このショッピング機能がどのように利用されるようになるのか、しばらくはこのニュースからは目が離せません。
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