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インスタマーケティングで大事な指標のひとつが、投稿がどれほどの人に見られたかを表す「リーチ数」。このリーチ数に影響を与えているのが、インスタグラムのアルゴリズムです。先月、Instagramを運営するメタ・プラットフォームズ社は、フィード、リール、ストーリーズの表示の優先度を決める判断基準を新たに発表しました。
過去のブログにもお話したように、インスタグラムでは、たとえば夫婦で同じアカウントをフォローしていたとしても、それぞれのユーザーのフィードにおススメとして表示される投稿や、投稿の表示順などが異なります。
このアルゴリズムには、ユーザーの閲覧履歴など、インスタグラムが「ユーザーがどのようなアカウントや投稿を好んでいるのか」を見極めるための判断基準が存在します。インスタグラムが2022年2月に発表した、フィード、リール、ストーリーズの表示優先度を決める判断基準は以下の4つです:
- 投稿についての情報
- 投稿主についての情報
- ユーザーの行動についての情報
- ユーザーが他のアカウントとやり取りした履歴情報
1.投稿についての情報
これには、投稿の人気度を示す「いいね」やコメントなどの「エンゲージメント数」、投稿日時、動画の長さ、投稿の位置情報などの一般的な投稿についての情報が含まれます。
たとえば、投稿日時がユーザーの最も活動している時間とマッチしていたり、投稿時にエンゲージメントが多く集まったりすると、フィードの最初の方に表示されるようになります。
そのため、ブランドは投稿日時の重要性を無視してはいけません。インスタグラムのビジネスアカウントにある「インサイト」では、各曜日ごとでフォロワーが最もインスタグラム上で活発になる時間帯を確認できます。このデータをもとに投稿スケジュールを立ててみましょう。より多くのフォロワーがインスタグラムを開いている時間に投稿することで、リーチ数やエンゲージメント数が伸ばすことができるでしょう。
2.投稿主(アカウント)についての情報
投稿主(アカウント)とユーザーの関係の強さを図るため、投稿閲覧数やエンゲージメント数がチェックされます。関係性が強いとアルゴリズムが判断すれば、そのユーザーのフィードに優先的に表示されるようになります。
ここで大切なのが、ブランドとフォロワーの関係性を築くことです。投稿のキャプションでフォロワーに質問を投げかけコメントを促してみたり、コメントや質問に返事をしたりなど、フォロワーと積極的にコミュニケーションをとりましょう。
上記1と2に関しては、ユーザーがフォローしているアカウントの投稿の中から、「どの投稿を最初に表示させるべきか?」を決めるために定められた基準と言っていいでしょう。
3.ユーザーの行動についての情報
ユーザーが興味、関心を持っているコンテンツが何かを把握するため、ユーザーがよく見ている投稿や「いいね」している投稿を傾向として捉えます。これにより、インスタグラムがユーザーのフィードにどのコンテンツを表示させるか、つまりオススメするかを判断することになります。
4.ユーザーが他のアカウントとやり取りした履歴情報
これもまた、ユーザーの興味と関心に一致するコンテンツであるかを判断するため、特定のアカウントへのコメントや閲覧の頻度を参考にします。
上記3と4は、ユーザーがフォローしていなくても、「どの投稿をオススメとしてフィードに表示させるか」をインスタグラムが決めるときの判断材料であると考えられます。
ブランドにとって、自身の投稿がオススメとしてフォロワー以外のフィードに載るためには、まずフォロワーの興味と関心に合ったコンテンツを提供しなれければなりません。積み重ねた投稿の分析結果のもと、フォロワーのために作られたコンテンツには、自然とフォロワーからのエンゲージメントも伸び、その結果、インスタグラムに認知しやすくなります。そして、フォロワー層の興味と関心に一致している非フォロワーのフィードに表示される可能性も高くなるのです。
まとめ
インスタグラムのアルゴリズムが理解できるようになれば、リーチを増やすためにはどのようなコンテンツを投稿すべきなのかがわかってきます。特に、フォロワーの行動パターンや興味・関心をきちんと把握することができれば、インスタユーザーがエンゲージメントをしたくなるような共感性のあるコンテンツを提供することができるようになってきます。
しかし、それは一長一短でできるものではなく、仮説を立て、プランをつくり、検証を繰り返す必要があることを忘れてはなりません。
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