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先日ニューヨークで行われたMetaのプレスイベント(広告主むけ企業イベント)でMeta社はFacebookとInstagramの新しい広告タイプのテストをしていると発表しました[1]。現在はまだテスト期間中ですが、今後本格実装する可能性が高そうです。
TikTokとの競争、仮想現実とメタバースの出現など、ソーシャルメディアとテクノロジーの変化に伴い、この2つのSNS広告はどう変わっていくのか、また、AR(拡張現実)を使った広告でトレンドはどう変化するのか、考えてみましょう。
Facebookの新しい広告テスト
Facebookはリール広告で、2つの新しいフォーマットを試しています。ひとつは「ポストループ広告」で、TikTok Reelsのような短い動画の後に再生する新しいスキップ可能な動画広告のフォーマットのテストをしています。そしてもうひとつは、Facebookプラットフォームのリールコンテンツの下部に2~10枚の画像広告が表示される画像カルーセル広告です[2]。 これらの取り組みがうまくいけば、多くのリールクリエイターの注目を集め、Facebookが面白いショート動画で盛り上がる可能性があります。
Instagramの新しい広告テスト
Instagramでテストしている広告は、検索ページ(エクスプローラーページ)にユーザーの好みやルーティーンに基づいてコンテンツをユーザーに表示させるものです。また、誰かのアカウントプロフィールにアクセスし、その人の投稿をタップすると、投稿コンテンツの間に広告が表示される仕組みもあります。これらによっておそらく、広告による露出やリーチが大きく増えるでしょう。
加えて、先述したイベントではMeta 社のグローバル ビジネス グループ担当バイスプレジデントである Nicola Mendelsohn 氏が、フィード投稿とストーリー機能内でAR(拡張現実)広告をテストしていると発表しています。ARはすでにInstagramのフィルターで使用されていますが、投稿そのもので使えるようになることによって、例えばスマートフォンやタブレットをかざすだけで自宅の家具を配置するシミュレーションができたり、洋服の試着ができたり、アプリでポスターをかざした際に画面上でブランドのキャラクターが宣伝を始めたりと、消費者とより深くコミュニケーションが取れるようになるのです[3]。
ARが変える今後の広告トレンド
Meta社がFacebookやInstagramで新しい広告の形をテストすることを通じて、私たちは今後のSNS広告のトレンドを知ることができます。 特にARを使った広告が本格実装されれば、お客さまに手軽に商品やサービスを体験してもらうことができるようになります。そしてより多くの興味を引くことで情報が広がるだけでなく、ARのインタラクションそのものが面白いと共感を得られれば、口コミによる拡散も十分にあり得るでしょう。消費者の広告への接し方が大きく変わると言うことは、企業側もまた、アプローチ方法を見直す必要があるのです。
企業が今後の広告のトレンドに備えるためには、このMeta社の新しいテストについては、引き続き注目していくことが重要になってます。
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