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インバウンドマーケティング、コンテンツマーケティング、ソーシャルメディアなど、近年では目まぐるしい変化を遂げてきたオンラインマーケティング。2015年から現在にかけて、米国ではひと際大きな変化が見られました。
特にフェイスブック、ツイッター、インスタグラムなどを含むソーシャルメディア上での「ビジュアルコンテンツ」の重要性は高まり、コンテンツマーケティングの在り方を変えてきたと言っても過言ではありません。
さらにビジュアルコンテンツの中でも画像だけでなく、動画やインフォグラフィックなどがオーディエンスとのコミュニケーションを計る強力なコンテンツとして注目を集めています。
今回はなぜ米国でこのようにビジュアルコンテンツが重要視され、コンテンツマーケティングの中核を担うようになってきているのか。その傾向を数値をもとに様々な角度からご紹介したいと思います。
動画コンテンツ
1. 2015年の4月から6月の間では、携帯(34%)とタブレット(15%)での動画広告閲覧率は49%に達しました。これは2015年の1月から3月に比べ38%も上昇したことになります。一方、PCでの動画広告閲覧率は62%から50%へと落下しました。
2. 2015年中間期ではモバイル向けの動画再生率は44%に達しました。これは2014年度と比べると74%も向上し、2012年と比べると844%も再生率が上がっていることになります。
3. 商品購入前にその商品の動画コンテンツを見た消費者は、動画を見ていない人と比べ約1.81倍購買に至る確率が高いという結果が出ました。
4. Eメールの件名に「Video」と入れると開封率が19%、クリックスルー率は65%向上する傾向にある。さらに購読停止の率は26%も下がるということがわかりました。
インフォグラフィック
5. インフォグラフィックはB2B事業のコンテンツマーケティングにおいて、最も成長率の高いコンテンツです。2014年から2015年の間では使用率が全体の51%から62%にも上がりました。
6. ソーシャルメディアにおいてインフォグラフィックは、他のコンテンツと比べ約3倍以上シェアされる確率が高い。またインフォグラフィックは文字だけのコンテンツよりも3.23倍も読まれる確率が高い。
ソーシャルメディア
7. ソーシャルメディア上のビジュアルコンテンツは、文字のみのコンテンツよりも40倍シェアされる確率が高い。ツイッターにおいては画像付き投稿は画像なしのものに比べ5倍リツイートされる確率が高い。またフェイスブック上では3倍のエンゲージメント率を獲得できることがわかっています。
8. 米国の10代の52%はインスタグラムを利用。41%はスナップチャットを利用しています。米国の若者のソーシャルメディアトレンドはこちら。
9. EC上の消費者の88%はピンタレストでピン付けされた商品を買う傾向にあり、さらにそのうちの49%は5品以上の商品を購入するという驚くべき結果がでました。またオンラインECプラットフォームを提供するShopifyでは、ピンタレスを参考にして商品を購入する額は平均で$80ほど、それに対しFacebookを参考にしたユーザーは$40ほどしか使わないということも明らかになっています。
10. ピンタレストでは女性ユーザーが圧倒的に多いことがわかっています。女性オンラインユーザーの44%がピンタレストを使っているのに対し、男性はたったの14%にしか過ぎませんでした。
アメリカでビジネスを成功させる
Ys and Partners(本社カリフォルニア州)では、2002年から蓄積したマーケティング・コミュニケーションの知見、経験、技術を元に、コンテンツマーケティングの手法などを用い、北米に進出される日系企業様をご支援しています。また、日本オフィス(東京都港区、横浜市中区元町)では、北米に進出される予定のお客さまはもとより、東京でビジネスをされている皆さまへ、米国の最新事例のご紹介をしています。詳しくは弊社ブログページをご覧ください。
参考記事
HubSpot: 37 Visual Content Marketing Statistics You Should Know in 2016
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