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ライブコマースの威力に注目が集まる中、米国での市場規模は、2021年時点で110億ドル、2023年までには250億ドルへと成長すると予想されています。[1] 企業がライブコマースを取り入れる際、いったいどんなポイントを意識すれば良いのでしょう?
ライブコマースとは?
ライブコマースとは、ECサイトやSNSなどでライバーと呼ばれる人の、商品紹介をライブ配信で見ながら、ユーザーが商品を購入できるショッピング形態のことを言います。ライバーの中には、多くのファンを持つKOL(Key Opinion Leader:キーオピニオンリーダー)が存在しており、活躍しています。テレビショッピングと似ていますが、チャット機能を使って、ライブコマースでは視聴者からの質問に、リアルタイムで答えてもらうことが可能です。つまり、実店舗で販売員と会話をしながら買い物をする体験に似ていて、双方向のコミュニケーションが実現できる点が大きな特長です。
一部の大手企業は数年前からSNSと連携し、ライブストリームイベントを開催していますが、今後はさらに多くのブランドが追随すると言われています。
ウォルマートがライブコマースで成功を収める
小売大手のウォルマートは、ライブコマースの先駆けと言われています。ウォルマートの2021年のホリデーイベントは、歌手のJason Derulo(ジェイソン・デルーロ)氏がホストを務めたライブイベントが開催されました。
30分間の生配信では、デルーロ氏がホリデーシーズンに購入できる様々なウォルマート商品をバラエティ番組のように紹介し反響を呼びました。この動画はウォルマートのECサイト及びTwitter、Facebook、Instagram、YouTube、TikTokと5つのSNSで視聴することができます。アメリカのブランドがライブコマースにツイッターを活用したのはこのイベントが初でした。[2]
ライブコマースの成功は「語り手」にかかっている
Eコマースの台頭にもかかわらず、消費者は従来のような人と関わるパーソナルなショッピング体験に関心を寄せています。自宅にいながら、販売員とリアルタイムで相談できるライブコマースは、現代の消費者のニーズを満たしている買い物体験と言えるでしょう。
ライブ配信の成功の鍵は、製品に精通した「語り手」にあります。ライブコマースの司会を務める人がどれくらいの専門性を持ち、ユーザーから信頼されているか。そして、いかに商品を魅力的に紹介できるかにかかっているのです。この語り手は時と場合によって、ブランドの社員が務めることもあれば、インフルエンサーが務めることもありますが、販売する商品によって適切な人選が重要になります。売上に直接貢献する大事な要素であるため、事前に綿密なプランニングが必要になるでしょう。
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