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7月4日〜7日の4日間、LA Convention Centerにて開催されたアニメエキスポLA 2024にYs and Partnersも参加してきました!
1992年から毎年開催される全米で最大規模の日本ポップカルチャーの祭典で、昨年は4日間で60ヶ国以上から39.2万人が来場しました。アニメフィギュアやアパレルグッズ等、ここでしか買えない限定グッズが販売されていたり、声優さんの貴重なパネルディスカッションやインタビューなど、アニメファンにはたまらない特別なステージも多々催されており、日本からも多くのアニメファンや業界関係者が来場していました。
幅広い年齢層に愛される日本のアニメ
米国のアニメ市場規模は2023年に22億1,000万米ドルと推定され、2024年から2030年にかけて年平均成長率(CAGR)15%成長すると予想されています。[1] その予想通り、アニメエキスポの会場に入った瞬間アニメ市場の盛り上がりを肌で感じることができました。子供から大人まで幅広い年齢層が参加し、アニメの魅力が世代を超えて広がっていることも、改めて実感しました。
また、「会場のコスプレーヤーの数は日本で開催されるどのイベントよりも多く、その肌の露出度においては日本の比にならない」と日本からの出展者さんたちは驚きの様子でした。会場にはさまざまな撮影ブースが用意されており、日本の教室や電車を模した空間は、多様なアニメのコスチュームに身を包むアメリカ人で大いに賑わっていました。特に人気アニメ「ワンピース」においては、たくさんの人種のコスプレーヤーたちがその衣装や筋肉美を競い合っていました。
アニメソングと歌い踊るファン
さらに、今回のイベントでは、アニソンを流すダンスホールが存在しており、日本語の曲を口ずさみながら笑顔で踊るアメリカ人の姿が印象的でした。アニソンやダンス、ゲーム、衣装、食に至るまでアニメから波及したさまざまな日本のものたちが注目を集めることができる米国内の展示会といえば、このAXがダントツではないでしょうか。日本から出展する企業が全体の約10%とそれほど多くないなか、会場全体からは日本のカルチャーの強い影響力を感じることができました。
注目の日本企業
321社のアニメエキスポ出展企業の中で、約30社が日本企業です。出展企業はアニメ制作会社、キャラクターグッズメーカー、ゲーム会社など、多岐にわたる業種があり、これらの企業は、彼らの魅力的なサービス、商品、キャラクターを通じて、世界中のファンを魅了しています。特に興味深かった注目の会社を3つ紹介します。
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Type Zero America
コンビニエンスストア式ボックス型ブースでアニメフィギュアやアパレルグッズなど幅広い商品を展開していました。商品に興味をもつ人の波は止まることがありませんでした。
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Light in the Attic Records
スタジオジブリの名作サウンドトラックをレコードという形で販売していました。特に、『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』のレコードは人気で、手に取り、パッケージを眺める若い人たちの姿が印象に残りました。
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群馬県(ぐんまちゃん)
昨年に続き群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」が登場し、地方自治体のPR活動が行われていました。1つは撮影などができるブース、もう一つはグッズ販売のブースで、2つのブースには、多くのファンが訪れていました。ぐんまちゃんのサンバイザーをつけた来場者も多く、地方自治体による新しいインバウンド観光需要の取り組みの可能性を感じることができました。
海外進出を目指す日本企業のチャンス
漫画・アニメを起点とする日本のカルチャーが、さまざまな周辺産業を巻き込み、グローバルに広がっていることがAnime Expo LA 2024の盛況ぶりから見て取れました。
これは海外への販路開拓やインバウンド観光の需要拡大を狙う日本企業にとってはこの上ないチャンスではないでしょうか?熱狂するコスプレーヤーたちは何に価値を感じ、何を欲しているのか、アメリカでの成功は、市場を知ることからはじめる必要があります。信頼できるマーケティングパートナーをお探しなら、ぜひ、ワイズアンドパートナーズにご相談ください。
ワイズアンドパートナーズは、2002年から日米両国の拠点から、日本企業の米国進出や越境ECにおけるマーケティング支援をしています。まずは弊社のサービスページをご覧いただき、お気軽にお問い合わせください。
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