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フォーブスが発表した2021年マーケティングトレンド予測で、コロナ禍の影響で落ち込んだ経営を再建するため、ブランド間のコラボが増えていると言われています。近年では、SNSマーケティングの施策として、インスタグラムを中心にブランドコラボが多くなっています。今回、ブランドコラボをするにあたって、大事な3つのステップをお話しします。
1)今年もますます増えていくと予測されるブランドコラボ。
ナイキxアップル、マクドナルドxバーガーキングなど、毎年アメリカではたくさんのブランドコラボが話題にあがっています。フォーブスをはじめ、様々なオンラインニュースサイトが出した2021年マーケティングトレンド予測では、昨年の経営難から復活を試みるブランドが協力し、異業種分野のブランドコラボがますます増えていくだろうと言われています。
2)ブランドがコラボをする理由。マーケティング効果は?
二つのブランドや企業が協力して、両方の顧客のニーズにあった商品、サービス、キャンペーンなどを創り出すブランドコラボは、話題性を生み、より広いターゲット層から注目を集めるのに適したマーケティング施策として知られてきました。
たとえば、私が先月立ち寄った大型ショッピングモールでは、ハイブランド「Gucci」(グッチ)が、ルーナ―ニューイヤーの期間限定企画として、ドラえもんとのコラボグッズを販売していました。大きなドラえもんオブジェが飾られたグッチの店舗前には、長蛇の列ができており、通行人からの注目も十分に集められていました。
ブランドコラボといえば、このグッチxドラえもんのような、有名ブランド同士の大規模なコラボでしか成功が見られないと思われがちですが、SNSマーケティングの普及により、SNS上で小規模なブランドコラボを実施した結果、ブランド認知度の拡大や、SNS、とくにインスタグラムへの集客に成功した事例もでてきています。
3)インスタグラムで実施されたブランドコラボの成功事例
SNSマーケティングにブランドコラボを取り入れるにあたって、一番コストを抑えられ、実践しやすく、かつ結果がでるのがギブアウェイ企画です。この良い事例が、スキンケアブランド「ELLE EFFECT」とファッションブランド「TUCHUZY」がコラボをして行った、インスタグラムのギブアウェイ企画。両ブランドのインスタグラムフォローとEメールマーケティングの登録を参加条件にした結果、目標通り、両ブランドでフォロワー数とメルマガの登録数に大きな増加が見られました。
(@elleeffectのインスタグラムから:ELLE EFFECTxTUCHUZYギブアウェイ企画の内容)
4)SNSマーケティングでブランドコラボをする前にするべき3つのステップ
#1:ブランドコラボの目標を明確にする。
まず、ブランドコラボをする前に一番考えなくてはならないのが、「ブランドコラボでなにを手に入れたいのか」です。例えば、ELLE EFFECTxTUCHUZYのブランドコラボでは、フォロワー数とメルマガ登録数の増加が目標とされており、その目標に合わせてギブアウェイ企画の内容が考えられています。このステップでは、SNSマーケティングのみの目標に絞らず、企業のマーケティング全般の目標を振り返ってみると良いでしょう。
#2:ブランドコラボでリーチしたいターゲット層を決める。
ブランドコラボの目標が決まったあとは、「ブランドコラボでどのターゲット層にリーチしたいのか」を考えなければなりません。まずは、いまのターゲット層が誰なのかを知ることが重要です。そこから、ブランドコラボで新たにリーチしたいターゲット層がある場合、そのターゲット層も明確にする必要があるでしょう。
#3:ブランドコラボのパートナーを決める。
ブランドコラボの目標とターゲット層を決めたあとは、ブランドコラボのパートナーを決める必要があります。前ステップから導いたブランドコラボの目標とターゲット層のほかにも、自社のブランディングやコンセプトに合ったパートナー選びが鍵となります。ELLE EFFECTxTUCHUZYのブランドコラボのギブアウェイ企画が上手くいった理由にも、両ブランドの目標、ターゲット層、ブランディングなどが一致していたためだと考えられます。
同じ目標を掲げているブランド同士がお互い持っていないところを補い、より幅広いターゲット層にリーチできるブランドコラボ。SNSマーケティングが主流になったことで、ギブアウェイやコンテンツコラボのように、ブランド同士が簡単にコラボ企画を実践しやすくなりました。今年はどういったブランドコラボが見られるのか期待が高まりますね。
ワイズアンドパートナーズでは、ブランドコラボを推進しており、コロナ禍に関わらず、いくつかのブランドコラボが実現しています。ぜひ問い合わせフォームからご相談ください。
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“米国マーケティングトレンド研究会”
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