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先日のCES2016に続き、ロサンゼルスのアナハイム市で開催されたCHA MEGA SHOW 2016に参加して参りました。
CMSは、1941年から通算75回開催されている歴史のあるクラフト&ホビーをテーマとした展示会です。企業や個人のデザイナー、バイヤーが世界中から参加しています。全体の印象として、どのブースもその場で見て触って、実際に工作が出来るような「手作りの楽しさ」を伝える工夫がなされています。
アメリカのクラフトアートの市場は想像以上に大きく、マーケットサイズは3兆円超えと言われています。またオンライン上のクラフトアートの売買プラットフォーム「Etsy.com」では4,000万個近いハンドメイド商品が流通しています。
私たちもこういった分野のお客さまとお仕事をご一緒させて頂く機会があり、市場調査を兼ねた訪問となりました。
それでは実際の会場の様子をお伝えしたいと思います。
まずは「Sizzix」のブースです。「Sizzix」はポップなデザインのフォトフレーム、デコレーション用のポストカード、スクラップブックなどを展示しています。ブースのサイズも大きく、プロダクトのラインごとにブース内が区切られており、とても賑やかな印象です。彼らは1977年から続く会社であり、自社のことを「Life Meets Creativity」の場所であると掲げています。「年齢に関係なく自分を表現する」、それをアート&クラフトという形で顧客へ提供しています。
こちらはデコレーション用のペンやクラフトアートの素材を販売している「Little B」のブースです。クラフトへの熱心な探究心と、誰もが持つ想像力を忘れないようにすることが彼らのポリシーです。オンラインでは教育事業の一環として、クラフトアートのテキストを無償で配布しているそうです。常にユーザ目線を忘れない「人間らしさ」が、ウッド調で統一されたブースに表れています。
大手企業だけでなく、個人経営で小さなお店を持たれている方も数多く参加されています。子供向けクラフトから裁縫用の特殊な糸、彫刻アートといったものまで普段中々目にしない商品が並んでいます。ブースでは商談というより、専門家たちによるアート談義が繰り広げられていました。
日本企業も全体で5社ほど参加しています。オフィス文房具で有名な「PLUS」も出展されていました。クラフト向けのテープやハサミを展示されており、自社製品を使ったデモンストレーションを拝見させて頂きました。開催期間中には、日本、アメリカ、それ以外の国から、多くの方々にご来場頂いたようです。
近年は米国の展示会で多くの日本企業を見かけるようになりました。情熱と一緒に海を飛び越え、その身一つで挑戦する姿勢を我々は応援したいと思っています。
「日本のブランドを世界で有名にする」ワイズアンドパートナーズが目指すべき場所です。
この記事は、米国オフィスでAE(Account Executive)を担当しているYusukeがお届けしました。
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