ブログ
パスタやマカロニ、ラーメン、うどん・・・。麺類は、世界中で広く食べられており、なんと約4,000年以上前から私たちの胃袋を満たしてくれています。今回は、この麺類の誕生をお祝いするアメリカの「ナショナル・ヌードル・デー」を通して、日本の麺類がどのように広まっているのかご紹介します。
ナショナル・ヌードル・デーの影響
過日10月6日は、アメリカのナショナル・ヌードル・デーでした。この日は、麺料理を作ったり食べたりするのがメインで他の食品関連のイベントほど大規模ではありませんが、それでも多くの企業や経営者たちが自社製品やレストランを宣伝するためにこの日を利用しています。さまざまな地域でイベントも行われ、このナショナル・ヌードル・デーの認知度も徐々に高まっています。
現在、全米で最も認知度がある日本の麺類はラーメンです。ナショナル・ヌードル・デーのプロモーションを行うのも、ラーメンを販売する企業が多い傾向にあります。例えば、Nissin Foodsは、カップヌードルなど日清食品の製品がつめこまれたギフトBOXを、抽選で選ばれ人たちに配布しました。そして麺愛好家(インフルエンサー)たちがその紹介記事をWEB上にアップしています[1]。また、ニュージャージー州の Ani Ramen が毎年行っているラーメン早食い競争のような小さなイベントの成功や、MTCキッチンホームのような小さなオンラインビジネスがナショナル・ヌードル・デーを利用してセールや割引を行う[2]ことで、この日を知らなかった競合他社や消費者、オンライン上の小さなコミュニティにも広がっています。
そしてその結果、麺類への注目が高まり、日本のうどんや蕎麦などこれまであまり知られていなかったアジアの麺類が発見されやすくなってきていると考えられます。
レシピから広がる日本の麺類
また、この日を利用して、SNS上で麺類のレシピをアピールする企業やインフルエンサーが登場する ようになりました[3]。食を専門とする企業やインフルエンサーは、これまで食べていなかった様々な麺や麺料理について調べたりするので、例えば焼きそばなど、日本の麺料理についての知識を上げる ことにつながっています。
さらに、ナショナル・ヌードル・デーだけでなく、うどんのような日本の他の麺類を扱っているレストランが紹介されるニュース記事が取り上げられたりしています[4]。ラーメン以外の日本の麺類が特集になり、そこから話題になるようになってきているのです。
まとめ
アメリカ国内において、ナショナル・ヌードル・デーは、まだまだ他の食の記念日に比べてマイナーではありますが、その人気は徐々に増えてきています。そのため、多くの企業や経営者たちが、この日を利用した新しいプロモーション方法を考えるようになっています。そして、ナショナル・ヌードル・デーの認知度だけでなく、日本の麺のようなアジアンの麺類に対する知識も広がってきています。今後は、うどんやそば、焼きそば 、そーめんなど、ラーメン以外の麺類への関心も高まり、いずれは今後の食のトレンドの中で人気が出るかもしれません。
私たちが古くから親しんでいる味覚や食感、日本の商品や製品が、海外に向けて進出できるまたとないチャンスが訪れています。最新トレンドを知りたい方向けに、私たちはセミナーを開催しています。ぜひチェックしてみてください!
第16回セミナーレポート!「【無料ウェビナー】 2023年、世界のフードトレンドはどこに向かうのか?」
海外市場への進出に関するご相談や、アメリカ国内での認知度向上のためのマーケティング施策のご相談は、ぜひ当社まで。
参照元
プロジェクトのご相談やご依頼につきましては、以下のフォームに必須項目をご入力ください。
24時間以内に回答いたします。