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セミナー 2022.09.21

第16回セミナーレポート!「【無料ウェビナー】 2023年、世界のフードトレンドはどこに向かうのか?」

過日9月15日(木)14:00〜15:00 (日本時間)に、「2023年、世界のフードトレンドはどこに向かうのか?」を開催いたしました。

2023年の世界のフードトレンドについて、弊社CMO/上級コンサルタントの結城彩子が登壇し、様々な調査データや事例をもとに、これからの「食」のトレンドを解説しました。


□アジェンダ
1.COVID19と消費者の変化
2.フードトレンド2022
Alternative food(代替食品)
-Plant-based 植物肉
-乳製品
-炭水化物(Keto/Paleo)
3. 2023年 世界のフードトレンドはどこに向かうのか?
4. 2023年 日本の「食」の関連トレンドは?


1.COVID19と消費者の変化

新型コロナウィルス感染拡大がアメリカの消費者とリテールにどのような変化をもたらしたのか、リサーチデータを交えてお伝えしました。特に、コロナ禍による食事への影響によって高まる健康やダイエットへの興味関心が、これからの「食」のトレンドにも大きな影響を与えていると私たちは考えています。

2.フードトレンド2022

ヴィーガン、フレキシリアン、クライメタリアン、アップサイクル。皆さんはこの4つのワードについて、いくつご存知でしょうか?今回のセミナーでは、2022年から続く Alternative food(代替食品)のトレンド、「肉の代替品 (プラントベースドミート)」「乳製品の代替品」「炭水化物の代替品」の3つについて、2022年3月9日ー3月12日まで行われたNatural Expoの様子や、アメリカ現地のアナリティストとの対談を交えて、お伝えしました。

3.2023年世界のフードトレンドは どこに向かうのか?

世界でAlternative food(代替食品)が流行している背景として、倫理的な理由、環境への配慮(サステナブル)、サーキュラーエコノミー・アップサイクルへの注目、腸ケアへの関心の高まり、があると私たちは考えています。特に、サーキュラーエコノミーは2030年までに4.5兆ドルの経済価値を生み出すとWorld Economic Forumが発表しており、今後、注目すべき「食」のトレンドの一つと言えます。特に「Climatarian(クライメタリアン)」というキーワードは、今後アメリカ進出するときに、意識すべき重要な考え方になるでしょう。

4. 2023年 日本の「食」の関連トレンドは?

これまでアメリカでは、和食の味や健康的な調理法が人気を集めていましたが、最近では、特に若い世代を中心に、日本のアニメやマンガに影響されてそこに出てくる卵焼きの作り方をYouTubeで探したり、日本食レストランで食べた料理のレシピをSNSで探して自宅で再現してみたりするなど、ソーシャルメディアから日本食がもっと身近な存在として広がってきています。

またアメリカ人の中でも健康意識が高い人には「予防」としてGut Care (腸ケア)への関心が高まっており、ここにきて、「発酵食品」の価値やその延長として「菌活」が注目を集めています。アメリカで2018年には2,364万ドルだった発酵食品の市場規模は、2023年には3,554万ドルに跳ね上がると予測されているのです。日本の製品だと、味噌やヨーグルト、甘酒、プロバイオティクス(サプリ)があげられます。さらに、日本のきのこ類は、健康的な食材としての価値はもちろん、その栽培方法が新しいフードテックとして投資家たちにも見直されてきています。専門家の見立てではこのトレンドは今後5年続くと言われています。

また、日本の「食」のもう一つの強みとして、エスニックフードやスナックのトレンドが挙げられます。カレー、たこ焼き、鯛焼き、お好み焼き、焼きそばのような私たちが日常的に慣れ親しんでいる料理が人気を集め始めており、アメリカではアジア人をターゲットとしたアジアフードのECサイトの売上も好調で、ここにもチャンスがありそうです。

5.日本の「食」トレンドをセールスにつなげるために

ワイズアンドパートナーズでは、以上のような「食」トレンドをセールスにつなげる支援の一環として、メディアディナーのようなPRイベントやSNSマーケティングの企画提案等を行なっています。

例えば、著名なシェフとコラボし、大手メディアやインフルエンサーを招待するディナーイベントを開催。日本の食材を使いながらも、新しい発見のあるメニューやトレンドに則ったコンセプトを提供し、それらをニュース記事として拡散してもらうことで、感度の高い消費者やシェフ、食品バイヤーに情報を届けるPRイベントを行なっています。こういった情報発信の仕掛けはアメリカでもとても重要です。

また、SNSの活用は今や「食」のトレンドの大きな原動力です。日本の食材を日本人の食べ方で紹介することはもちろん、それだけにこだわらずアメリカ人の懐に入り込み、新しい発見につながるような動画制作や、その拡散までを企画し実行することができます。

 


私たちが古くから親しんでいる味覚や食感、日本の商品や製品が、海外に向けて進出できるまたとないチャンスが訪れています、しかしながら、そのトレンドに乗るためには、入念な市場調査と、セールスにつなげるためのマーケティング施策、SNSを活用したPR等が欠かせません。

海外市場への進出に関するご相談や、アメリカ国内での認知度向上のためのマーケティング施策のご相談は、ぜひ当社まで。

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