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あけましておめでとうございます。今年もこのブログでは、アメリカのトレンド情報など、楽しくお届けしていきますので、どうぞよろしくお願いします!
ちなみにアメリカではクリスマスのホリデーシーズン後「お正月」の雰囲気は一切なく、ほとんどの方々が、1月3日からお仕事を開始しています!
そんな中、今年最初のブログは、日本が誇る「和牛」について、アメリカでの人気や、日本のブランド和牛について掘り下げていきたいと思います!
ここ数年、日本食ブームの中で和牛は「日本の食文化を象徴する高級食材」としてアメリカで注目を集めています。寿司やラーメンといった親しみやすい日本食が浸透する中で、和牛は「日本の食文化を代表する高級食材」として認識されるようになりました。「神戸牛」「松阪牛」「近江牛」の日本三大和牛が有名ですが、その他のブランド和牛も、徐々にその名を広めています。
1番の有名どころは、やっぱり「神戸牛」
和牛の中でも、アメリカで最も有名なのは「神戸牛」です。そのブランド力と希少性から、特別な日の食事として選ばれることが多くなっています。[1] メディアや食の専門誌を通じて、「世界一高級な牛肉」として紹介されたことが、アメリカでブランド認知度を高めるきっかけとなりました。アメリカでは、「最上級」「世界一」など、分かりやすい表現が消費者心理に響きやすいため、富裕層やグルメ層に響いたと思われます。
地域に根付いたブランド和牛
前述したように日本三大和牛が一番の有名どころではありますが、それ以外にも全国各地で地域特有の風土と飼育方法を活かしたブランド和牛が数多く存在します。宮崎牛、仙台牛、飛騨牛、佐賀牛など、それぞれの地域が誇る和牛は高品質な肉として国内外で注目されています。
例えば、宮崎牛は、国際的なコンテストでも数々の受賞歴があり、アメリカでも品質が高く評価されています。各々の和牛の特徴が異なるのも、和牛の奥深い人気の理由の1つかもしれません。
和牛の「ストーリー」がアメリカの消費者には重要
アメリカでは、地域性や「ストーリー」が重視される傾向があります。ですので、和牛をアメリカ市場に売り込む際には、単に「美味しい」という点だけでなく、そのブランドが育まれた地域の背景や文化を伝えることが大切です。例えば、「阿蘇山の湧き水で育った・・」や、「北国の厳しい寒さを活かして育てられた・・」など、地域特有の自然環境や飼育哲学をストーリーとして添えることで、消費者やシェフの興味を引きやすくなります。
ちなみに今年の8月には、ニューヨークのタイムズスクエアで初の日本産和牛のプロモーションイベントが開催されました。ニューヨーク、テキサス、フロリダ、カリフォルニアの和牛業者6社が参加し、ニューヨークの日本食好きの方々に、和牛の素晴らしさを訴求するイベントで、牛肉カットのデモンストレーションイベントや、試食が行われ大盛況だった模様です。[3] このようにリアルイベントでの訴求もアメリカでのマーケット拡大には効果的だと言えるでしょう。
まとめ
日本の和牛が持つ可能性は無限大です。日本各地の和牛生産者がそれぞれの地域性を活かし、アメリカ市場に進出することで、和牛全体のブランド価値を高めるとともに、日本各地の魅力を世界に広げるチャンスとなるでしょう。2025年も和牛の新たな挑戦に期待したいですね!
ワイズアンドパートナーズでは、2002年から「日本のブランドを世界で有名にする」を使命に、日米双方から企業のマーケティング、ブランディングを統合的に支援しています。アメリカ市場向けのブランディングやトレンド調査など、まずはお気軽にご相談からでも可能です。気になるサービスがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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