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SXSWの開催地であるオースティンに来てからというもの、毎日LYFT(リフト)で、airbnb(略してエアビー)とコンベンションセンターを往復している(うちの母のような人のために説明をすると、リフトは日本で言えば合法的な白タクのようなもので、エアビーは貸別荘のようなものね)。
昨夜も道端でリフトを待っていると、薄汚れたタクシーが目の前に止まって強引な客引きをされたけれど、誰も怖くて見向きもしないだろうなと思う。これじゃあ、オースティンのタクシー業界は閑古鳥が鳴いているはずだ。
一方で、SXSWでは、Uber(ウーバー)が出展しているようだが、近頃はウーバーを使う人が減ったなと思う。リフトに比べて値段が高いのに加え、ドライバーに教育が行き届いてないからだ。
加えて、セクシャルハラスメントの件を公表したSUSAN FOWLER(スーザン・フォーラー)元ウーバーの技術者の公演を聞いて、ますます利用者が減るだろうと思った。フォーラー女史は、#MeToo movementの中心選手でもある。
沈黙を破った勇気ある者として、2017年はタイムマガジンのパーソンオブザイヤーに選ばれ、同様の理由でフィナンシャルタイムスからも選出されている女性だ。
彼女の話を要約してみる。
「世界の人々はパーソナルでシリアスなストーリーをとても速いスピードで受け入れ、伝達するようになった。私が2015年にウーバーに入社した当初25%いた女性技術者の多くは、私と同じように男性のボスからセクシャルハラスメントや不平等な対応を受け、約1年後には6%以下になった。しかし、誰もがその事実に口をつぐんでいた。だから、その悪しき習慣を断ち切るべく、私はソーシャルメディアで公表し戦うことにした。男性社会のシリコンバレーや、世界をより良い場所にするために」。
彼女は1年2ヶ月ウーバーに在籍し、突然解雇されることになったが、その経験は無駄にはなっていないと胸を張って言った。彼女は自らの勇敢な行動により、Power of Storyを身をもって体感したのだ。
フォーラー女史は、今や有名な#MeToo movementのインフルエーンサーであり、ニューヨークタイムスでライターを務めている。
ワイズアンドパートナーズ代表 結城喜宣
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Ys and Partners(本社カリフォルニア州アーバイン市)では、2002年から「日本のブランドを世界で有名にする」を使命に、これまで50社以上の大手日系企業に、マーケティング領域のなかでも、米国向けの製品開発、販路開拓、PRやプロモーションのご支援をしてきました。日本オフィス(東京と横浜)では、北米進出をはじめ、海外からのインバウンド観光客集客を計画中の方々に初回無料コンサルテーションを実施しています。
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