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2021年の注目美容トレンドの一つである「ウォーターレス美容」をご存知ですか?世界中で水不足が問題視される中、水資源の保護に着目した美容製品のことです。つい先日ローンチしたばかりのPLUS(プラス)は、斬新なプロダクト開発でボディーソープの常識を変えようとしています。
2021年、アメリカで注目の美容トレンド「ウォーターレス美容」とは?
国連の調査によると、2025年には18億人もの人々が水不足に陥ると言われています。1 この深刻な環境問題を背景に、限られた水を守ることを目的とした「ウォーターレス美容」が増えています。
ウォーターレス美容とは、原材料に水を使わない製品や、製造過程で使用される水分量を削減した商品のことを指します。化粧水、シャンプー、ボディーソープなど、多くの化粧品やボディケア製品は「水」を主成分としてつくられています。しかし、果たしてその水は本当に必要なのか?と疑問の声があがっています。製品の大部分が水でできているがために発生する不要なパッケージや、物流によって排出される二酸化炭素など、環境への悪影響が問題視されています。
シート型ボディーソープ!パッケージは水に流せる?
そんな中、先日立ち上がったばかりのウォーターレス美容ブランドのPLUS(プラス)が注目を浴びています。
参照元:PLUS
PLUSは水を一切含まない、手のひらサイズの薄いシート状のボディーソープを開発。シャワーの水に濡らすと泡立ち、体全体をこの一枚で洗えるようになっています。パッケージは、FSC認証木材パルプとバイオマスインキでつくられ、そのまま水に溶けて排水管に流せるものです。
ボトルに入ったリキッド状のボディソープに比べると、PLUSは製造過程における水の使用量が38%少なく、物流時の二酸化炭素の排出は80%カットされています。2 サステナブルな製品を求める現代の消費者をしっかり捉えていると言えるでしょう。
PLUSの創業メンバーには、以前このブログでもご紹介した、ニキビケアブランドStarface(スターフェイス)の創業者が加わっている点も興味深いです。スターフェイスはニキビにまつわるネガティブな空気感を、明るくポジティブなものへ変え、Z世代のターゲットから熱い支持を得ています。
両社とも共通している点は、これまで常識とされていた概念を覆す強烈なコンセプトをもっていることです。ボディーソープと言えば、大半が水でつくられ、プラスチックのボトルに入っています。PLUSはこの考え方を180度変え、新しい価値を見出しました。
美容業界では、今後ますますこのようなサステナビリティーを中心としたコンセプトのブランドが増えていくでしょう。
ワイズアンドパートナーズでは、日本の美容ブランドをアメリカで広める統合的なマーケティング支援サービス「The JBeauty Collection」を運営しております。このような米国の美容トレンドを熟知した現地のマーケターが、コンセプト開発からコンサルティングさせていただくことも可能です。ご興味のある方はこちらからお問い合わせください。
参照元:
1 https://www.un.org/waterforlifedecade/scarcity.shtml
2 https://www.glossy.co/beauty/starface-founders-launch-new-waterless-personal-care-brand-plus/
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