アメリカの「Japandi(ジャパンディ)」トレンド。ピンタレストで、北欧+和モダンなジャパンインテリアを広めるチャンス！

パンデミックの影響で、家にいることが増えた分、インテリアやDIYにハマるひとが増えました。そんななか、インテリアを含め、ファッションやレシピなどの、クリエイティブなアイデアがたくさん集まるソーシャルメディアプラットフォーム「Pinterest」（ピンタレスト）が出した「2021年のトレンド」のなかで、「Japandi」（ジャパンディ）という興味深いトレンドがありました。

「Japandi」とは、日本風と北欧風を融合したミニマルスタイルの和モダンなデザインを意味します。おもに、木材などの自然素材や、白・黒・グレーなどのニュートラルカラーが入っており、全体的にシンプルで、落ち着きを感じさせるホームデザインのことを言います。

Pinterestによれば、2020年の「Japandi」の検索結果は、前年に比べ100％増加しました[1]。また、Pinterestの「Japandi」以外の人気検索用語を見ると、「Wooden bed design modern」（モダンな木材のベッドデザイン）や、「Neutral color palette earth tone」(アーストーンのニュートラルカラーパレット) 、「Modern minimalist kitchen」（モダンなミニマルキッチン）など、「Japandi」を連想できる検索用語が多く存在しています。

（Pinterestから：「Japandi」の検索結果トップ）

2017年に広まったといわれる「Japandi」が、近年またトレンドに上がっている理由として、アメリカの若者を中心とした「Sustainable Lifestyle」（サステナブルな暮らし）の人気が一番に挙げられます。

「Sustainable Lifestyle」とは、環境に配慮した暮らしのことを意味します。近年では、このライフスタイルの一環として、長く使える高品質なものを取り入れるひとが増えています。そのため、「Japandi」特有の丈夫な木工家具を中心とした、ミニマルなホームデザインがうけているのです。

パンデミックにより、多くの人たちが自分の家や暮らしを見つめ直し始めました。その結果が、「Sustainable Lifestyle」の更なる人気向上や、それに伴った「Japandi」のトレンド再来に繋がったと言えるでしょう。

この「Japandi」トレンドは、インテリアやホームデコレーションといった、Made in Japanの手工芸品をアメリカに広めるチャンスです。特に、「Japandi」を含む、インテリアのアイデアをピンタレストで探すひとが多くなったいま、ソーシャルメディアを最大限に活用し、日本の手工芸品の素晴らしさをよりアピールしていきたいものですね。

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