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米国マーケティングトレンド研究会 2022.04.28

アメリカの「ゲーム内広告」の可能性

ゲーム内広告は、多くのアメリカ人にリーチできる優れた方法の一つです。アメリカ人の65%が少なくとも週に一度はゲームをプレイしているという調査結果があり、注目すべきポイントであると言えます[1]。これは、Twitter(22%[2])やSnapchat(32%[3])の利用者よりも多いのです。

ビデオゲームの広告プラットフォームであるFrameplayは、モバイルゲーム内で表示される広告効果の調査を実施。Basketball Battleというアプリゲームに食品ブランドMcCormickの広告を掲載し、アプリの閲覧時間などを調査しました。その結果、ゲームプレイを中断させるようなビデオブレイク広告や静止画広告と比較して、プレイを続けながら見られるゲーム内バナー広告は、効果的であることが判明しました。

さらに、ゲーム内広告とSNS広告の効果を比較した結果、ゲーム内広告はSNSのビデオフィード広告に比べ、インプレッションあたりのアテンション秒数は2.4秒で同等であるものの、アテンション数は1.4倍にものぼったのです[4]。

ゲームをしている最中は、広告には目が向かないのではないか、と考えられていたため、ゲーム内広告はこれまであまり活用されていませんでした。ただ、ゲームの邪魔にならなければ、ゲーム内広告はSNSのインフィード広告と同等の、もしくはそれ以上の効果がある可能性を秘めています。

メディア予算を有効的に活用するためにも、まずはブランド戦略の構築、そしてコミュニケーションプランニングが肝になります。Ys and Partnersはアメリカと日本の両国で、消費者調査に基づくブランド戦略構築を得意とする統合型マーケティングエージェンシーです。ぜひ、お気軽にご相談ください。

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米国マーケティングトレンド研究会2022.03.23

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参照元

  1. https://www.morningbrew.com/marketing/stories/2022/04/08/the-gaming-industry-wants-advertisers-to-take-it-seriously
  2. https://www.pewresearch.org/fact-tank/2019/08/02/10-facts-about-americans-and-twitter/
  3. https://datareportal.com/essential-snapchat-stats#:~:text=The%20United%20States%20of%20America%20has%20roughly%20107.1%20million%20active%20Snapchat%20users
  4. https://www.adexchanger.com/gaming/how-franks-redhot-gets-slam-dunk-viewability-measurement-for-in-game-ads/

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