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グローバルな情報発信の中心地であるアメリカで生まれるトレンドは、世界中に影響を与えることが少なくありません。今回のブログでは、2025年に注目したいアメリカのフードとドリンクのトレンドをご紹介します。日本の食材や調味料がどのようにこのフードトレンドに融合できるか?アメリカ進出予定の日本の食品、飲料業界の方々はぜひご一読ください!
【トレンドフード】2025年注目の3つの食の潮流
2024年は、日本料理を含むアジア料理の人気が非常に高い年でした。2025年に注目される3つの食のトレンドをご紹介します!
多様化する「ソース」文化
人気チェーン店のChipotleのヴィネグレットソース、Raising Cane’sのペッパーマヨケチャップなど、汎用性の高い「ソース」の人気がますます高まると言われています。[1] ソースは、他国の食文化が現れやすい商材なので、日本の食材もソースとして使用され、アメリカでもメジャーになる可能性もあるかもしれません。照り焼きソースは、アメリカでも既に認知度・人気が高いですし、今後わさびマヨネーズやニンニク醤油など、日本では親しみやすいソースがアメリカで人気になるポテンシャルも秘めているのではないでしょうか。
時短と便利を追求した「調理済み食品」
日本への観光客が非常に多い今、日本のコンビニに感銘を受けるアメリカ人が多くいます。そんな中、日本に売っているような、おにぎりやサンドウィッチなど、買ってすぐに食べられる調理済み食品がメジャーになっていくのではないかと言われています。2024年には、セブン&アイ・ホールディングス社長が、アメリカにあるセブン・イレブンの大型店舗を日本の店舗と同じように改装する予定だと明らかにし、実際に昨年からアメリカのセブン・イレブンにも、照り焼きおにぎりなどのメニューが新調されました。[2] 元々はアメリカのコンビニであった、セブン・イレブンが逆輸入のような形で日本の食品を取り扱うことで、“調理済み食品”がアメリカでも気軽に手に入るようになり、トレンドになるのではと予想されています。これはアメリカに住んでいる我々日本人にとっても、期待したいところです!
インパクトのある「新たなフルーツ」の登場
アメリカでは、「コットン・キャンディ・グレープ」という、まるで綿菓子のように甘い新種改良されたブドウが大人気なのですが、このように新種改良されたフルーツに今年も目が離せません。[1] 最近では、Driscoll社の「トロピカル・ブリス・ストロベリー」[3]という、黄色いイチゴ(味はパイナップル・マンゴー・グアバのようなトロピカルな味のようです!)が新たに登場しました。このような新たなフルーツは、栄養価の高さ、ビジュアルの奇抜さなど、若者世代の需要に合致するので、SNSとの相性も良いとされています。今後どのようなフルーツが出てくるのか、注目していきたいですね。
【トレンドドリンク】進化する飲料市場の注目ポイント
2024年は、ブラウンシュガーやオレンジ系のドリンクが、今まで1番人気だった「パンプキンスパイス」の代わりに多く使われていました。今年はどのようなドリンクが注目されるのでしょうか?
意外性抜群!「味噌×コーヒー」
2025年、味噌を使ったコーヒーやカクテルがアメリカで新たなトレンドになると予測されています。味噌は、アメリカではスイートポテトパイやアップルパイ、チョコチップクッキーなど、スイーツでも使われることが多く、「塩キャラメル」のように甘しょっぱい物が好きな方に、新たな風味として受け入れられています。なんとGoogleでの検索も、2023年12月から、2024年12月にかけて101%急増しており、食通の方のみに人気だった「味噌スイーツ」が、一般の方々にも受け入れられていくのではないかと予想されています。[4]味噌がどのようにアメリカのマーケットに入っていくのか、トレンドのカフェなどに「味噌ラテ」が並ぶ日も近いのか・・?注目していきたいですね!
ノンアルコール志向を象徴する「スパークリング・ティー(炭酸紅茶)」
日本でもアルコールを飲まない若者が増えてきましたが、アメリカでも同様で、健康志向の高い人が増えており、アルコールを飲む若者は減少しています。ではアルコールを飲まない人たちは何を飲んでいるのかというと、人気は炭酸入りの紅茶(スパークリング・ティー)と言われています。スパークリング・ティーは、ワインやシャンパンの代替品を探している消費者に人気で、ワインのような複雑なアロマと苦いタンニンがあるため、アルコールを飲まない方々も満足し楽しむことができます。「ホール・フーズ」の2025年のトレンド予想によると今年は「紅茶の時代」とのことで、先述した炭酸紅茶や、植物性ミルクを入れたミルクティーなど、紅茶の新しい飲み方が一般化されトレンドになるのではないかと予想されています。[5]
まとめ
2025年のアメリカでは、多様なソースや日本風の調理済み食品、新種フルーツが注目され、健康志向を背景に炭酸紅茶や味噌フレーバーのドリンクも話題になると言われています。日本の食材や調味料はトレンドに溶け込む可能性が高く「戦略」が鍵となるでしょう。SNS映えや話題性、トレンドを意識した展開が成功のポイントです!
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