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カリフォルニアでは年間を通じて多数のフードイベントが開催されます。なかでも注目は626 Night Market。アジアの屋外夜市に着想を得て2012年に誕生した、米国初・最大級のナイトマーケットです。名称はロサンゼルス北東部サンガブリエル・バレーの市外局番「626」に由来し、フラッグシップはアルカディアのサンタアニタパーク。オレンジカウンティ、サンタモニカ、ベイエリア、サンディエゴにも展開し、数百のフード&クラフト、ゲーム、ライブなどが集結—シェフ、アーティスト、起業家など地元の才能を発信する場として機能しています。[1]
多国籍グルメを“お祭り気分”で楽しめる点は、以前ご紹介した「多国籍グルメ+エンタメ」系イベントとも共通です。当社のオフィスを構えるカリフォルニア州では、フードイベントが多く行われています。以前「アメリカで体感!多国籍グルメ+エンタメ。5感で楽しむフードイベント」で記載した通り多国籍グルメが楽しめることも多く、アジア料理をはじめとする様々な国の料理をお祭り気分で楽しむことができます。
今回は、サンディエゴと、フラッグシップイベント地であるアルカディアのイベントに行ってきました!気になる方はぜひご一読くださいね!
サンディエゴ 3500 Sports Arena Blvd, San Diego, California
様々な場所で行われているナイトマーケットですが、サンディエゴで開催されたナイトマーケットは比較的のんびりしており、落ち着いた印象でした。たくさんのブースが出展していましたが、特に長い列が出来ていたのが日本の「フルーツサンド」を販売しているお店!以前日本のパン人気の記事を投稿し、たまごサンド人気についても触れましたが、今はフルーツサンドの人気ぶりを改めて感じることができました。
また、来場者の多くが肩からかけていたのがこのExotic Juicesです。大きなクマ型や、哺乳瓶型の容器にフルーツジュースを入れて販売しており、とにかく見た目がインパクト大!この屋台は様々なイベントに出展しているので、1度この大きな容器を買えば無料でリフィルをしてくれるとのことでした。他にも、イカや焼き鳥、唐揚げ、たこ焼きなどおかず系も豊富に取り揃えており、ヒスパニック系やアジア系の方々が多く来場していました。
アルカディア 285 Huntington Dr, Arcadia, CA 91007
サンディエゴのゆったりした雰囲気を楽しんだ後、今度はフラッグシップ会場であるサンタアニタパーク(アルカディア)へ行ってきました。サンディエゴよりも倍以上広い会場と人の熱気で、まさに夏祭りのような雰囲気が感じられました。背後にそびえるサンガブリエル山脈の景色も素晴らしく、会場全体がカリフォルニアらしい雰囲気に包まれていました。
アルカディアのフードは本当に多彩で、サンディエゴでも見かけた、たこ焼きや唐揚げなどの定番はもちろん、ここではさらに幅広い日本風創作メニューが楽しめます。特に注目を集めていたのは和牛料理!ジューシーな串焼きや、ボリュームたっぷりの和牛タコスはどのブースも大人気でした。
フュージョン系の料理も目を引きました。ホットチートスをのせた寿司ロールや、具材たっぷりの巨大な包子など、見た目も楽しい料理が並びます。甘いもの好きには、たい焼きアイスや色とりどりのかき氷、台湾風の串スイーツ「タンフール」、そして香ばしいイカの串焼きなど、歩きながら楽しめるスナックも充実していました。
また、このイベントでは南カリフォルニアらしい多文化の味も楽しめます。メキシコ料理のブースでは、ジューシーなビリアタコスやトッピングたっぷりのエローテ(メキシコ風焼きとうもろこし。マヨネーズ、チーズ、チリパウダー、ライム付)、アグアフレスカ(メキシコ風フルーツドリンク)などが人気で、長い列ができていました。アジア系フードとメキシコ系フードが混ざり合うカルチャーミックスは、この地域ならではの多様性を感じさせてくれます。
食べ物の中でも特に印象的だったのは、思わず足を止めてしまうユニークな日本風フュージョンでした。たとえば、たこ焼きはハバネロマンゴーソースで甘さと辛さの絶妙なバランスにアレンジされていて、普段のたこ焼きとはまったく違う味わい。ラーメンもただの日本風ではなく、もちもちの麺とスパイシーな具材を組み合わせた「ラーメンブリトー」や、麺でバンズを作った「ラーメンバーガー」など、新感覚の一品が続々登場。歩きながら気軽に食べられるのも魅力でした。さらに、日本スタイルのホットドッグは黒豚を使い、ジューシーなソーセージにグアカモレやメキシコ風のトッピングを組み合わせたものもあり、なかにはなんと20インチの巨大ジャパドッグも登場!こうした既存の枠を超えた創作料理の数々は、ナイトマーケットならではの好奇心と冒険心にあふれ、いろいろ試してみたくなる味覚体験を提供してくれました。
そして今回は会場の真ん中に、日本でも大人気のクーリッシュとコアラのマーチのブースがあり、無料サンプリングを行っていました。イベント当日はカリフォルニアには熱波が来ていたのですが、クーリッシュは冷たく手軽に楽しめるアイスドリンクとして大活躍!コアラのマーチはかわいいパッケージとひと口サイズのクッキーで、家族連れや若い来場者を中心に大人気でした。
エンターテインメントも途切れることなく盛り上がっていました。ライブバンドや大道芸、アート展示などもありましたが、特に印象的だったのはK-POPダンスのパフォーマンス。観客が大勢集まり、手拍子や歓声で盛り上がり、まるで小さなコンサート会場のような一体感がありました。
まとめ
南カリフォルニアならではの多文化が交差する626ナイトマーケットは、食・エンタメ・ショッピングが一体化した“体験型”の場。今回はサンディエゴとアルカディアの両会場に足を運び、開催地ごとの空気感や来場者層の違いも体感できました。アジア食文化への関心が高まるなか、ナイトマーケットは“はじめての異国フード”に出会える場所として現地でも高い支持を集め、毎回多くの人が開催を心待ちにしています。
こうしたイベントでのブース出展/サンプリングは、
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短期間での認知拡大
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実食に基づくリアルな定量・定性の声の収集
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SNS投稿などのUGC醸成
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見込み顧客やバイヤーのリード獲得
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価格・商品メッセージの検証
といった実務的なメリットがあります。成果を伸ばすコツは、時間帯×ターゲットの設計、20秒で良さが伝わるトーク+サンプリング導線でリテールまでつなぐこと。小さな工夫が、次の購買へ確実に橋渡しします。
ワイズアンドパートナーズでは、このようなイベントでの企画立案~SKU選定~ブース導線~オペレーション~トーク台本~リテール/EC連動~効果測定まで一気通貫でご支援しています。
2002年の創業以来、「日本のブランドを世界で有名にする」を使命に、日米両市場で食品企業のマーケティングを統合的にサポートしてきました。アメリカ市場向けのブランディング、イベント出展、消費者調査、デジタル施策運用まで、まずはお気軽にご相談ください。
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