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今月、フェイスブック社がインスタグラム唯一の長尺動画機能「IGTV」を廃止し、フィード動画とIGTVを「インスタグラム動画」として統一することを発表しました。これにより、インスタグラムのプラットフォームがよりシンプルになり、インスタグラム動画内に広告が出るようになるなどの変化が見られると予測されます。
インスタグラムのIGTVとは?他の動画フォーマットとの違いは?
IGTVとは、インスタグラム上で投稿できる動画タイプのひとつです。もともとフィードで投稿できる動画の長さが最長1分だったのに対し、IGTV機能が追加されたことで15分から60分の動画が投稿可能になったため、2018年のリリース当初はインスタグラム利用者から注目を集めました。
そして、2020年にReels(リールズ)機能が出て以来、インスタグラムで投稿できる動画タイプは以下の4つとなりました:
1)フィードに投稿する最長1分の動画「フィード動画」
2)最長15秒の動画を投稿でき、投稿後24時間で消える「ストーリーズ動画」
3)最長60分の長尺動画が投稿できる「IGTV」
4)最長1分間の動画で、インスタグラム内でBGMの追加や編集が可能な「リールズ」
しかし、今月、フェイスブック社はこれら4つの動画タイプのうち、上記1のフィード動画と3のIGTVを統一させることを発表しました。このアップデートにより、以下の変化、利用者にとってのメリットが見られると言われています。
インスタグラムでの動画コンテンツの投稿がよりシンプルに
まず、フィード動画とIGTVが「インスタグラム動画」と一つの動画タイプになったことにより、「どのような動画をどのように投稿すべきか」がより分かりやすくなるといったメリットがあります。
もともと、ひとつの動画を投稿するにも、1分以上の長い動画は「IGTV」、1分以下の動画でクリエイティビティを出したいのであれば「リールズ」、よりリアルタイム感を出すならば「ストーリーズ」、そのほかは「フィード動画」などと、動画の長さやコンテンツの目的、ターゲット層によって分ける必要がありました。しかし今回のアップデートにより、短い動画は「リールズ」か「ストーリーズ」、長めの動画は「インスタグラム動画」と選択することがより簡単になったのです。
インスタグラム動画内で広告が配信可能に
また、今回のアップデートにより、クリエイター(インフルエンサー)が投稿する1分以上の動画にも、広告(インストリーム広告)を表示させることが可能になりました。これにより、クリエイターは、インスタグラム動画の広告からも収入が得られるようになり、ブランドにとっては、自分たちの広告をより幅広い利用者に見てもらうことが期待できます[i]。
広告をインスタグラム動画内に配信する際は、広告を出すタイミングを、動画が始まる前、動画の途中、動画の最後のいずれかのタイミングを選択することができ、30秒までの静止画広告、または45秒までの動画広告を配信することが可能です。
まとめ
近年、新機能の追加が頻繁に行われるインスタグラムですが、これによりプラットフォームがどんどん複雑になっていることに違和感をいだく利用者も少なくありませんでした。そのため、このIGTVとフィード動画の統一化をきっかけに、フェイスブック社がインスタグラムを再度シンプル化するといった動きがあると予想されています。今後のアップデートにも目が離せませんね。
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参照元:
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