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米国マーケティングトレンド研究会 2021.12.21

今から知っておきたい、2022年ソーシャルメディアトレンド予測(動画編)

TikTokを皮切りに、ソーシャルメディアはますます「動画ファースト」の時代へと進んでいます。Meta Platforms, Inc(旧称:Facebook, Inc.)も、もともと写真フォーカスであったフェイスブックとインスタグラムを、動画フォーカスのプラットフォームにしていくと発表したばかりです。そのため、インスタグラムなどのSNS集客や認知度向上のためには、動画コンテンツの戦略が必要不可欠となっています。今回は、来年のSNS動画コンテンツトレンド6選をご紹介します。

トレンド1:字幕付き動画

ニュースメディア「DIGIDAY」によれば、85%のフェイスブックに投稿されている85%のショート動画が音無しで観られていることが分かりました[i]。しかし、現在、約41%の動画が、音無しでは視聴者が理解できない作りとなっています。そのため、動画に字幕を付けるだけでも、視聴率が80%にまで伸びるというデータも出ています[ii]。

最近の良い事例としては、La Vie Précieuse(ラビプレ)のブランド動画があります。この動画は、日本語の動画を海外用に再編集したものですが、ナレーション音声と字幕のほかにも、顧客レビューを含めるなど、音声を聞かなくても商品の良さが伝わるような工夫がしてあります。

トレンド2:ブランドチャレンジ

ブランドの認知拡大やコミュニティー活性化のためには、動画を活用したブランドチャレンジがおススメです。ここで言う「ブランドチャレンジ」とは、キャンペーンやプロモーションの一環として行われることが多く、SNSユーザーに対して特定のテーマに沿った動画の投稿を促すことです。

この良い事例が、アメリカの歯磨剤ブランドとして知られているColgate(コルゲート)が母の日に因んで行った、「MakeMomSmile(#お母さんを笑顔にさせよう)」チャレンジです。このチャレンジを通してコルゲートは、全国のユーザーに、「母親に何か特別なことをした様子」を動画にし、ハッシュタグ「MakeMomSmile」を付けて投稿することを促しました。コルゲートは、「自身の製品で人々の歯を綺麗にし、素敵な笑顔を生み出す」ブランドというコンセプトを掲げているため、まさにそのコンセプトに合致したブランドチャレンジとして多くの反響を得ました。

トレンド3:インフルエンサー/クリエイターコンテンツ

毎月、たくさんの動画を制作し、投稿するのはとても大変なことです。そこで、インフルエンサーマーケティング施策として、インフルエンサーやクリエイターと手を組み、動画コンテンツを制作してもらうブランドが増えています。トレンドを生み出す側であるインフルエンサーやクリエイターが作る動画は拡散力もあり、高いエンゲージメントも期待できます。日本でお馴染みのJuroku-cha(十六茶)のインフルエンサー動画は好例と言えるでしょう。

トレンド4:新商品紹介ティーザー

これまで新商品を告知するのは、テレビコマーシャルが主流でした。しかし、今では、ソーシャルメディアという世界中の人々が集まる強力なプラットフォームがあるため、まずは新商品のティーザー動画をSNSに投稿するブランドが増えています。SNS内でティーザー動画を共有することにより、自分たちのアカウントをフォローしている「コミュニティー」の期待を高め、新商品に対する反応を計測したりすることができます。そして、なによりもコストを最小限に抑えることができるのも一つのメリットです。

トレンド5:ビハインドシーン

ソーシャルメディアのヘビーユーザーであるミレ二アル世代やZ世代の消費者は、企業やブランドの透明性を求めています。そのため、ブランドの裏側を撮ったビハインドシーンの動画は、ブランドのありのままの姿をさらけ出し、消費者からの信頼を得るのにとっておきのコンテンツとなるに違いありません。ビハインドシーンを見せることによって、消費者がありのままのブランドの姿を知ることができるため、関係性を深めることができるのです。

たとえば、工場内を撮影し、製品の生産過程を見せ、Taste Madeに採用されたHokto Kinoko(ホクトキノコ)の動画は成功例と言えるでしょう。インフルエンサーやモデルではなく、生産者や従業員が表に立ち、製品の良さや使い方を教えたりするのも消費者に喜ばれる動画の一つとなります。

トレンド6:教育コンテンツ

最後に、2022年は、ショート動画のフォーマットを利用し、教育コンテンツを発信するブランドが増えることが予測されています。また、2020年のWyzowlレポートでは、ブランドの教育コンテンツ動画が、消費者側からも求められていることがわかっています[iii]。顧客が感じている疑問や課題を理解し、それに合った教育コンテンツを共有・蓄積していくことで、既存顧客からの信頼を高めると共に、新規顧客の関心も得ることができるのです。

たとえば、しめじや舞茸などの切り方を教えているこの動画には、これらのキノコにあまり馴染みがないアメリカ人消費者から「役に立った!」などといった良い反応が得られました。このように、製品の使い方を教える動画には、顧客に最高のブランド体験をしてもらいたいという目的も含まれているのです。

 

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参照元

  1. https://digiday.com/media/silent-world-facebook-video/
  2. https://explodingtopics.com/blog/video-trends
  3. https://blog.hubspot.com/marketing/short-form-video-trends
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