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昨年の「2025年アメリカのトレンドフード・ドリンク」に続き、2026年版をお届けします。アメリカ発のフードトレンドは数年後に他国へ波及するケースが多く、アメリカ進出を検討・展開中の日本の食品・飲料メーカーにとって、先読みの視点として参考にしてください。
① 「FIBER(食物繊維)」が2026年の主役キーワードに
フードトレンド記事・業界レポートで頻出するワード、「FIBER(食物繊維)」。SNSでは「fibermaxxing(食物繊維をとにかく摂ろう)」というハッシュタグが若者層を中心に拡散し、関心が急上昇しています。
その背景には切実な現実があります。アメリカ成人で1日の推奨摂取量を達成している人は、わずか9% [1]。不足しているからこそ、意識的に摂ろうとする消費者行動が生まれています。
昨年まで席巻した「プロテイン・高タンパク」トレンドに、2026年は食物繊維が並ぶ形になりそうです。Whole Foods Marketの2026年トレンド予測でも「Focus on Fiber」が筆頭トピックに挙げられており[2]、店頭ではパスタ・パン・クラッカーなど食物繊維強化商品が急増。Oatlyも関連記事のPVが6〜7月だけで9,500%増というデータを公表しています。[3]
日本メーカーに注目してほしいのが、こんにゃくです。日本では馴染み深い素材ですが、アメリカでは食物繊維素材として改めてスポットが当たっています。また、別記事で詳しく紹介した機能性炭酸飲料Olipop(1缶あたり食物繊維約9g)の急成長も、このトレンドを象徴しています。
日本でいう「腸活」が、アメリカでは「Gut Health=ウェルネスの基本」として定着しつつある——2026年はその転換点になる可能性があります。
② 2026年は「キャベツの年」
意外に思えるかもしれませんが、Pinterestの2026年トレンド予測が注目食材に「キャベツ」を選出。VOGUEも「2026 Is the Year of the Cabbage」と明言しています。[4]
これまではケール・カリフラワー・パプリカなど映える野菜が主役でしたが、今や「地味な定番野菜」キャベツが再評価されています。レストランではサイドディッシュではなくキャベツステーキとしてメイン使いするシェフが増加。
Pinterestの検索データでも:
- 「キャベツ・ダンプリング(餃子)」:前年比 +110%
- 「キャベツ・アルフレッド」:前年比 +45%[5]
安価・汎用性・栄養価を兼ね備えたキャベツが、どのように商品化・メニュー化されるか。日本メーカーにとっても素材訴求のヒントになりえます。
③ Sensory Overload ── 「感覚体験」を重視する消費行動
2026年の見逃せないトレンドが、「Sensory Overload(感覚的な刺激・満足感)」です。
市場調査会社Innovaはこれを「ブランドがご褒美感の表現を進化させる流れ」と分析。昨年アメリカで広まった「Little Treat(小さなご褒美)」文化—スナックやタピオカドリンクで日常に小さな満足を——がさらに深化しています。[5]
Hungry Pandaはこれを「sensory maximalism」と表現し、ポッピングボバや泡状コーヒーフォームなど「パチパチ・とろける・弾む」食感素材への注目を指摘しています。
AIやVR体験が溢れるいま、逆説的に五感でリアルに感じられる体験が求められています。特に医療費高騰が続くアメリカでは、食べ物に「癒し・心地よさ・セルフケア」を求める消費者が増えており、食感・香り・パッケージデザインまでがブランド価値に直結する時代です。
アメリカ市場、次の一手を一緒に考えませんか?
ワイズアンドパートナーズは、2002年から日本ブランドのアメリカ進出・マーケティングを支援してきました。「このトレンド、うちのブランドで活かせるか?」そんな段階からでも、ぜひご相談ください。
参照元
- What Is Fibermaxxing? The Gut Health Trend Taking Over TikTok
- The Next Big Things: Our Top Food Trend Predictions for 2026
- 10 Food & Health Trends That Are Going to Dominate 2026
- 2026 Is the Year of the Cabbage: Meet the Most Underrated Leafy Green
- The Biggest Food Trends of 2026, From Fibermaxxing to Cabbage-Core
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