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ワイズアンドパートナーズでは、日本で人気の女性下着ブランド、Aimefeel
(エメフィール)のグローバルウエブショップを担当させていただいている。
https://aimerfeel.com/
具体的には、ウエブサイト制作とアメリカでのデジタルマーケティングのご支援に
なるが、ここに来て、エメフィールファンは確実に増えてきている。
一方で、アメリカには一強と言ってもよいブランド、Victoria’s secretがある。
ここで、アメリカオフィスのプロジェクトマネージャーATの気づきを引用する。
「下着ブランドのVictoria’s secretが、ここ最近パッとしない気がしていた。年齢と
ともに趣味が変わり私自身が飽きしまっただけなのか、好きなモデルが第一線では
なくなったのでチェックする気が失せていたのかと、あれこれ考えていた。しかし
調べると実情、売り上げの調子はあまり良くない傾向にあった」
(参考記事:https://www.bbc.com/news/business-46268408)
「変わって、TomboyXという比較的新しいブランドが、Victoria’s secretではカバー
できていない層をターゲットとして売り上げを伸ばし、最も成長が著しいシアトル
の企業の1つとして注目されている。ジェンダーレスやライフスタイルの多様化に
伴い、消費者のニーズも多様化し、それを上手く取り込んだ施策が目に付く。
Victoria‘s secret一択の時代ではない。TomboyXのブランドの思いが詰まったサイト
に心を動かされている自分もいる」
(TomboyXサイト:https://tomboyx.com/pages/values)
ミレニアル世代の彼女が心を動かされたというTomboyXのサイトを見てみると、
通常の女性の下着のECサイトとはまるで異なることに気づく。
ミッションベースのブランドであり、自社の価値を明らかにすることで、ミレニアル
世代を中心としたファンの心を掴もうとしているのだ。
TomboyXのトップページのコピーのにはこう書かれている(一部抜粋)。
We have chosen to work with women-owned facilities, who share our values of taking
good care of their workers and reducing their environmental impact.
(私たちは私たちの価値、労働者のことをよくケアし、環境への影響を減らすことを
共にできる女性所有のファシリティを選んできた)
この宣言文は、わたしたちのチームが日米で制作したリコーのネイティブ広告を思い
起こさせた。アパレル業界の環境へのインパクトを軽減するために、水を使わない
印刷機を作ったというストーリーである。
(参考記事:https://jp.ricoh.com/about/empowering-digital-workplaces/articles/are-t-shirts-draining-our-world/)
もしアメリカでVictoria’s secretの一強時代が終わりを迎える時がくるとしたら、
そこにはアパレル業界が抱える深刻な環境問題、労働者や人権保護の問題、そして
米国企業が抱える人種や性差別の問題に真摯に対応できなかった時に違いない。
世界経済フォーラムの調査によれば、ミレニアル世代やその下のジェネレーションZ、
特にZ世代の87%が社会や環境問題に関心があると言われている。
新しい世代に見放されないブランドづくりが急務である。
ワイズアンドパートナーズ代表 結城喜宣
アメリカでビジネスを成功させる
Ys and Partners(本社カリフォルニア州アーバイン市)では、2002年から「日本のブランドを世界で有名にする」を使命に、これまで50社以上の大手日系企業様に、マーケティング領域のなかでも、米国向けの製品開発、販路開拓、PRやプロモーションのご支援をして参りました。日本オフィス(東京と横浜)では、北米に進出されるお客様に初回無料コンサルテーションをご提供しています。この機会にぜひお問い合わせください。
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