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今年1月からインスタグラムで一部のユーザーだけにテスト公開されているフィードの表示方法(2022年、注目すべきインスタグラムの新機能。テストを開始。)を変更できる機能。これまで幾度となくアップデイトを重ねてきましたが、今回はそのターニングポイントになるのではないか、と多くの利用者から注目を集めていました。今回は、筆者である私(米国のヤングミレニアル世代・女子)が実際にベータ版を使用してみて分かったことをお伝えします。
まずは、フィードの新機能についておさらい(現在テスト公開中)
2022年1月5日(米国時間)、インスタグラム社はフィードの表示方法が変更できる新機能のテストを開始しました。この機能では、利用者が「Home」「Following」「Favorites」と、3つのフィードの表示方法を選択できます。
- 「Home(ホーム)」:現在の仕様と同じく、アルゴリズムで並べられたフィード
- 「Following(フォロイング)」:従来の仕様で、フォローしているアカウントのみの投稿が時系列で並べられているフィード
- 「Favorites(フェイバリッツ)」:インスタグラムの新しい取り組みとして、利用者が見逃したくないアカウントなど、「Favorites」に追加したアカウントの投稿だけが表示されているフィード
ベータ版機能を実際に試してみて分かったこと
1.「Home(ホーム)」
まず、インスタグラムをアプリで開くと、通常の「ホーム」画面に行きます。「ホーム」では、フォローしているアカウントの投稿のほかにも、広告と「オススメ」投稿が時系列に関係なく表示されます。
ここで一番のポイントは、表示方法を「ホーム」以外にしていても、一回アプリを終了するとデフォルトで「ホーム」に戻るということ。例えば、表示方法を「フォロイング」にしていても、一度アプリを終了し、アプリを開くと「ホーム」にまた変わってしまうため、再度「フォロイング」を選択する必要があるのです。
2.「Following(フォロイング)」
では、表示方法を「フォロイング」に変換するとどうでしょうか。最初に気づいたことは、「ホーム」の上にあった「ストーリー」欄も消えていたことです。そのため、ストーリー投稿を見るためには、「ホーム」に戻らないといけないことになります。
つぎに、「フォロイング」ページをスクロールしてみると、約束通り、フォローしているアカウントの投稿のみが時系列で表示されています。そして、なんと広告も一切配信されていないようでした。つまり、今後「フォロイング」ページを好んで使用する利用者には、ストーリーも広告もリーチしずらくなるということになります。
3.「Favorites(フェイバリッツ)」
最後に、「フェイバリッツ」ページを見てみました。このページを機能させるためには、まず「Manage Favorites(お気に入りを管理する)」をクリックし、フォローしているアカウントの中から、とくに投稿を見逃したくない「お気に入り」のアカウントを選択します。私の場合は、SNSのトレンドやニュースを提供しているアカウントを選択しました。そうすると、「フェイバリッツ」ページには、そのアカウントの投稿のみが見られるようになりました。
私のようにフォローしているアカウントがもともと少ない場合は、「フォロイング」ページだけでも十分スッキリとした見た目になるため、わざわざアカウントを「フェイバリッツ」に追加する必要性は感じられませんでした。しかし、インフルエンサーのように、たくさんのアカウントをフォローしている場合、例えば知人のアカウントのみを「フェイバリッツ」にするなどの活用方法もあるかも知れません。
まとめ
実際に将来展開されるフィード表示変換機能が、このベータ版と同じ仕様になるかどうかは分かっていません。しかし、今後のインスタマーケティングにおいては、やはり「フォロイング」ページが一番のカギになると考えられます。
先ほども話したように、「フォロイング」ページでは、フォロー外の投稿がおススメとして上がってくることはないため、非フォロワーへのリーチが伸びづらくなる可能性があります。では、この新機能が実装されたあともリーチを増やすためにはどうすれば良いのでしょうか。
まず、広告でフォロワーを増やし、フォロワーリーチを伸ばすことが一つの施策です。もしアルゴリズムの影響で、フォロワーの「ホーム」に投稿が埋もれてしまっても、「フォロイング」ページでは投稿が見られる可能性があるため、フォロワーリーチがさらに増える可能性があります。
「フォロイング」ページで投稿を埋もれないようにさせるためには、フォロワーがインスタグラム上でアクティブになる時間を分析し、それに合わせて投稿日時を工夫する必要があります。「フォロイング」ページでは、投稿が時系列順に並べられるため、投稿のタイミングが肝となるのです。
そのほかにも、これまで通りハッシュタグ検索や発見タブからリーチが増えることもあり得ます。これには、ハッシュタグ分析を行うことや、投稿のエンゲージメントを伸ばすことが何よりも重要になるでしょう。
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Instagramは過去にも様々な新機能をリリースしてきました。
振り返ってみましょう!
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