J-Beauty Spotlight：日本で活躍するモデル・俳優・ミュージシャン、ロビン・ラステンベリエルさんへのインタビュー！

米国のThe JBeauty Collectionが英語で情報発信しているブログシリーズ。今回は、モデル・俳優・ミュージシャンへのインタビューです。以下、英語から日本語への翻訳文となります。

「J-Beauty Spotlight」と題して、日本独自のスキンケアやセルフケアに情熱を傾ける日本のインフルエンサーにインタビューを行い、J-Beautyにまつわるエピソードやスキンケアの秘訣を世界に向けて紹介していきます。

1. まずは自己紹介していただけますか。

僕の名前はロビンで、元々はスウェーデンのストックホルムに住んでいました。2009年からファッションモデル・俳優・ミュージシャンとして日本を拠点に活動しています。現在、様々なプロジェクトに携わっていますし、ローカルカルチャーやアーティストをサポートするイベントのプロデュースも担当しています。また、展示会やCMの音楽プロデュースや、自身のソロプロジェクトの音楽プロデュースもやっています。

2. 朝のルーティンはどんな感じですか？

毎朝、同じ時刻に起きるように目覚ましをかけています。コーヒーを飲んだ後は、ワークアウトをしています。ダンベルとピラティスのルーティンをし、その後にヨガのセッションをしています。ダンベルとピラティスのルーティンは大体5〜15分ぐらいですが、結構、ハードにやっています。ヨガのセッションは15〜45分くらい。なので、１日大体１時間のワークアウトをしていることになります。自分でメニューと時間配分を決めたいので、家でやっています。一日を気持ちよくスタートさせるために、朝のワークアウトは欠かせませんね。あと、朝食は自炊しています。栄養のバランスを整えるためです。朝食を取って、午前11時に自分の一日がスタートする感じです。

3. あなたにとってなぜスキンケアやセルフケアは大事なのですか？

まず初めに、自己愛（セルフラブ）に大きくつながると思っています。私たちは日々SNSに時間を費やしたり、他の人と繋がろうとしたり、そういうことに躍起になっています。自分だけの時間をつくることを忘れているのです。なので、僕にとってのスキンケアは、自分の身なりを整えたり、自分のケアだけではなく、無理やりにでも自分の時間をしっかりつくるということです。それは、ただのスキンケアではなく、習慣みたいなものですね。

4. それは自分自身と向き合うことも含まれますか？

はい、そうですね。まさにメディテーションみたいなものですね。

5. 現在どういうスキンケア商品を使っていますか？

まずは肌用のアイテムですが、最近KITAO MATCHA + Chia Cleansing Creamで洗顔するのが大好きになりました。ナチュラルで肌に優しいし、ベタつかずしっかり汚れを洗い流しながら保湿してくれます。いろんなケミカルや香料を使用していないナチュラルな感じが好きです。

クレンジングの後は、敏感肌に合うスキンケアを使っています。自分はずっとニキビ肌なのだと思っていたのですが、実はニキビではないことに最近気づきました。僕はマラセチアという肌の真菌を持っています。マラセチアはカビの一種で、アレルギーなどによって皮膚の抵抗力が低下すると増殖し、かゆみや炎症を引き起こすものです。普段はおでこに小さなブツブツとなって現れるので、ニキビと間違えやすいのですが、あまり一般的に知られていないトピックだと思います。だから、知人と会った時に、まさにマラセチアによる症状だなとわかっていても、特に話題にすることはありませんが、みんなの身体に存在するものなのです。

僕が愛用しているスキンケアは、ティーツリーオイルで、それはAHA、BHA、PHAが組み合わさった有効成分でできています。この成分は、肌にできてしまったブツブツをいろんな面から取り除いてくれます。真菌が肌に映えるチャンスがないくらいです。ティーツリーオイルに出会うまでは、いろんなお薬を使っていたのですが、このスキンケアでマラセチア症皮膚炎を克服することができました。ここまで効果的なスキンケアは生まれて初めてです。なるべく効果的かつミニマルなスキンケアルーティンが好きです。

ヘアケアは、薬局でも買えるお手頃価格の植物由来のエキスやオイルを配合したシャンプーを使っています。オーガニック成分豊富で、僕好みのハーバルな香りがし、日本のお寺のイメージがあります。とても保湿力が高く、水分を閉じ込めるプロダクトが必要ないくらいです。僕はゲイですけど根は男の子なので、なるべく楽にケアしたいです。シャワー浴びるときはこれ一本しか使っていないです。ボディーウオッシュも使っていません。僕にとってのオールインワンバス用品です。

最近髪にパーマをかけてもらったのですが、スタイリストさんにムースのようなトリートメントフォームを勧めていただきました。外出する前には必ず使っていて、ヘアスタイリングする際に熱から髪の毛を守ってくれるし、髪の毛がベタつかず保湿されます。髪の毛には残機が残らないし、艶やかに仕上げてくれるので、肌も荒れません。ヘアワックスは苦手なので、とても気に入っています。

全体的に、スキンケアやセルフケアルーティンはなるべく簡潔に済ませたい主義です。

6. セルフケアルーティンで、そのほかに心がけていることはありますか？

自炊は僕にとって大事な療法のようなものですし、日々自分の体の中に何を取り入れ、どういう効果があるかを把握するために大切なことです。とにかくわからないことはWikipediaで調べる癖があって、好奇心旺盛です。自分にとって体に良い食品リストをつくっています。その中でダントツ好きなのはゴーヤです。一番好きな野菜で、常にゴーヤのレシピに挑戦しています。あとは、蕎麦粉ですね。母親がフランス人で、蕎麦粉の知識で育てられました。日本人やフランス人のように蕎麦粉をここまで使う国や文化はあまりないと思います。フランス人はガレットを作るために使います。日本人はお蕎麦を作るために使っていますよね。僕は蕎麦粉を使ってお蕎麦やクラッカー、パンとガレットなどを作っています。小麦粉の代わりに使える食材で、白い小麦粉や胚芽小麦よりも体に吸収しやすいタンパク質を含んでいるものなのです。蕎麦粉は本当にいいですよ！蕎麦粉にこだわる理由はもう一つあって、先ほど話した真菌を防ぐためでもあるのです。今の世の中は精製小麦を含む食べ物が多いけど、体には良くないのです。普段はなるべく体に良いものを食べて、たまに外出しても大丈夫なように耐性をつけています。

自炊以外には、たくさんのヨガとメディテーションを心がけています。元々、何年も仏教の勉強をしていた母親が、僕にお経を紹介してくれました。寝る前に、特定のお経を元にメディテーションを行います。たまに道で動物や虫の死骸を見かけた時など、自分に言い聞かせる言葉があって、マインドフルネスと思いやりを感じるようにそれを自分の中で繰り返します。たとえば、「これを見た、こういうことが起こった、感謝している」など、毎日やっているので、とても謙虚に感じます。３年前からお経を読んでいますが、今では欠かせません。日本語のお経が記されている、持ち運び用のコンパクトな経本を持っているぐらいです。ものすごく献身的とは言い切れませんが、気分が良くなるし、マインドフルな生活を送るために続けています。

7. 日々、よりサステナブルな暮らしを送るように意識していることはありますか？

電気の使用料は特に意識しています。必要ないときはすぐ消します。あと、使わないアプライアンスのコンセントは抜いています。水の使用料も気をつけています。温泉派なのでお風呂に入ることは大好きなのですが、家ではなるべくシャワーにしています。シャワー浴びる時も歯磨きやシャンプーしているときはお湯を切ります。

料理する時も、野菜を無駄なく使うことを心がけています。特に野菜は、思っているより美味しく食べられる部分が多いですよ！ 最近知ったのは、とうもろこしのひげの部分を茹でて、パスタの代わりに美味しく食べられることです。また、パクチーの根っこの部分が意外と美味しいことを知りました！ お店で、根っこのまま買えることが多いです。根っこの部分をさくっと揚げると、メインの葉っぱの部分より美味しいです！

8. 日本の文化で一番好きなことはなんですか？

決まり文句のようになりますが、初めて来日した時に学んだのは、日本人同士の礼儀です。もし僕が日本に住んでなかったら、これは把握することができなかったかもしれません。それは、自身の成長と理解につながっていると思っています。一つ大事だと思っている原理があるのですが、それは意見やアイデアは頭の中でできたもので、それを取り消すことができるということです。日本人はこれにうまく対応していると思います。相手のことをどう思っていても、その人に対して芽生えた感情は、事実とは言い切れないし、その感情を言葉で表す必要がないかもしれない。誰かが同性愛嫌悪や差別的だったとしても、それを直裁的に伝える確率は、海外の人々より断然低いと思います。自分は特に独善的でお喋りだからこそ、なんでもかんでも言葉で表す必要がないということを日々実感しています。それは周りの人たちのためでもあるので、良いことだと思っています。あと、自然や自然の味、風味、衣類などに対しての愛ですね。日本の文化は本当に素敵で、自然をとにかく大事にし、礼儀を重んじる国だと思います。

9. 最後に一言メッセージをお願いします。

初めて日本に来る方には、是非いろいろなものを食べてみてくださいと言いたいです。スキンケアやセルフケアに関しては、とにかくたくさんの商品があるので、どこから手をつければ良いかわからないかもしれませんが、一つ言えることは日本の商品であまりがっかりすることはないということです。大抵の日本の商品は信用できます。肌トラブルがあれば、日本の商品を使ってみることをお勧めします。

最後に、自分自身にキスを忘れないで！ 自分を好きでいることを忘れずに！