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アメリカで「麺料理」といえばパスタのみ・・そんな時代は終わり、アジアの食文化がアメリカのメインストリームに進出している今、ここにもたくさんの麺料理があります。そんな中でも人気が高いのが日本のラーメンです。アメリカにも沢山のラーメン屋さんがあり、日本企業も多々アメリカに進出をしてきていますが、食規制がある人でも楽しめるように工夫がされており、ヴィーガンラーメンや、ベジタリアンラーメンなど、アメリカ人にも非常に好意的に受け入れられています。
ラーメン屋のみならず、お家で簡単に作れる即席ラーメンも、コロナ禍のお家時間で作られることが多かったようで、2019年から2024年にかけて、マルちゃんや日清のラーメンブランドは購入検討率が明らかにアップしており、特にマルちゃんに関しては、2019年にはアメリカの成人の16.9%がマルちゃんのラーメンを購入の検討をすると答えましたが、それ以降の数年間で22.3%に上昇しているという調査結果もあります。[1]
店でも家でも食べられるRamenはSushiの次に認知度が高い日本食と言っても過言ではありません。アメリカのラーメン市場を見ると、2023年から2033年までのCDGR(年平均成長率)は、5.11%と言われており、今後もラーメンの人気は落ちることなく、さらなる進化を遂げると予測されます。[2]
これまでもこのブログではラーメンの記事を書いてきましたが、
アメリカでラーメンはなぜ人気に?アメリカ人にとってラーメンとは?
ラーメンの米国進出成功から学ぶ、米国で成功するブランドづくりとは?
今回は、そんな人気のラーメンの次に来ると言われているアメリカ人にとっての「進化系麺料理」をご紹介したいと思います。
つけ麺 (Tsukemen noodles, dipping ramen)
2024年の今、アメリカでラーメンの次に来るのではと言われているのが「つけ麺」です。Tsukemen noodlesやdipping ramenと呼ばれており、冷たい麺に温かい出汁をつけて食べる、夏にも食べられるラーメンとして2023年には検索数が前年の30%アップしました。[3]つけ麺を提供するレストランやレシピも多く検索されています。日本人にとっては既に馴染み深いつけ麺ですが、アメリカではラーメンの認知度と比べるとつけ麺の認知度はまだ低く、新しいラーメンというイメージを持たれています。
Knife-cut Noodle(ナイフカットヌードル)
Tik-Tokでバズり、あっという間に人気になったナイフカットヌードルは、日本語では刀削麺といいます。アメリカで大人気のオーガニックのスーパーマーケットTrader Joe’sでSquiggly Knife Cut Style Noodlesが販売されると、SNSではそれを使ったレシピが多く投稿され始めました。太くモチモでねじれた麺にソースがよく絡み、ピリ辛でインパクトのある見た目も特徴的な料理です。[4]
今後も上記2つ以外にも、どんな新しい麺料理がアメリカで愛されるのか楽しみですね!
ちなみに昨年 “ラーメンのおやつ版”であるべビースターラーメンがアメリカ向けの商品を企画し、輸出販売を始めたのをご存知でしょうか? [5] 日本では老若男女に愛される歴史あるお菓子が、いよいよアメリカに本格進出!ということで、アメリカ在住の日本人には朗報です。こちらも長期的に続いているラーメンブームに乗っかり、人気が出ていくのでしょうか。注目していきたいと思います!
ワイズアンドパートナーズでは、2002年から「日本のブランドを世界で有名にする」を使命に、日米双方から企業のマーケティング、ブランディングを統合的に支援しています。アメリカ市場向けの食品のトレンドや調査など、まずはお気軽にご相談からでも可能です。気になるサービスがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
参照元
- Ramen surges post-pandemic as shoppers reach for instant noodles like Maruchan and Nissin
- Ramen Noodles Market to Grow at USD 94.1 Billion, Forecasting a 5.11% CAGR
- 2024 food and drink forecast: What restaurants need to know
- Trader Joe's Now Offers Spicy Squiggly Knife Cut Noodles
- 「ベビースター」おやつカンパニー、アメリカ向け商品投入
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