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米国マーケティングトレンド研究会 2025.08.01

アメリカでカレー人気上昇中!Japanese Curryが海外で注目される理由とは?

アメリカのスーパーで売られているカレールー

日本人の国民食ともいえるカレーライス!家庭ごとのこだわりが詰まった味は、子どもから大人まで幅広い世代に愛されています。そんな日本のカレーが、今アメリカでもじわじわと人気を集めていることをご存知でしょうか?実はアメリカでは近年、一般家庭でも「カレールー」を使って自宅で日本のカレーを作る人が増えています。今回は、アメリカで高まる日本のカレーブームの背景と、なぜ今日本のカレーが注目されているのかを深掘りしてご紹介します!

アメリカでも買える!?日本の「カレールー」の人気

日本ではおなじみの家庭用の「カレールー」は、アメリカでもアジア系スーパーを中心に販売されています。最近では、Whole FoodsやSprouts、さらには一部のWalmartなど、日系以外のスーパーでも見かけることが増えてきました。[1]

アメリカで日本のカレー人気上昇中

パッケージ裏のレシピに従って野菜や肉と一緒に煮込むだけで、本格的なカレーが簡単に完成するため、アメリカ人にとっても「初めてでも失敗しにくい料理」として人気が出ており、特に料理初心者や、共働きの家庭、忙しい学生たちからの支持が厚く、「手軽さ」と「満足感」がポイントとなっています。

また、カレールーの特徴である甘辛い味も、インドやタイのスパイシーなカレーに比べてマイルドで、子どもでも食べやすい点も、ファミリー層に人気の理由の一つです。

カレー専門店のアメリカ進出も人気を後押し

もう一つの注目ポイントは、カレー専門店の進出です。特に有名なのが「Co Co Ichibanya (CoCo壱番屋)」。日本国内で絶大な人気を誇るこのチェーン店は、アメリカにも複数の店舗を展開しており、現地の日本食ファンや学生、アジア系コミュニティから愛されています。

CoCo壱番屋の魅力は、カレーの辛さやトッピング、ライスの量などを細かくカスタマイズできる点。こうした「自分好みに選べる」システムは、アメリカ人にとっても馴染みやすく、ファストフードのような感覚で日本の味を楽しめるのが魅力です。ちなみに、日本に旅行した際の食事先として「CoCo壱番屋」が紹介されていることもあり、外国人にとっては目新しく感じる「日本のカレー」の人気が垣間見えますね。[2]
ラーメンや寿司に続く新たな日本食の選択肢として、多様な層に広がっています。

外食メニューでも急成長中!アメリカでの日本のカレーの広がり

近年、アメリカの外食産業でも日本のカレーが注目を集めています。業界専門メディア「Nation’s Restaurant News」によると、過去4年間で日本カレーのメニュー採用率がなんと約120%も増加。さらに、消費者認知度も50%近くに達しているというデータが紹介されています。[3]

こうした背景もあり、近年はアメリカ国内のレストランでも「ジャパニーズカレーライス」「カツカレー」「チーズカレー」などのバリエーションが登場。インド系やタイ系カレーとは異なる、「家庭的でボリューム感のある一皿」として、日本のカレーが新たな地位を確立しつつあります。

なぜ今、アメリカで日本のカレーが人気なのか?

では、なぜ今アメリカで日本のカレーが注目されているのでしょうか?そこにはいくつかの理由があります!

① 日本食ブームの広がり

寿司やラーメンといった「定番の日本食」がすでにアメリカで市民権を得ている中、次の“日本食体験”として、カレーに注目が集まっているという流れがあります。特に健康志向や発酵食品ブームを背景に、味噌や醤油などの日本の調味料が知られるようになり、より家庭の味に近い“カレーライス”が自然と関心を集めているのです。

② 手軽でアレンジが効く

カレーは一品で野菜も肉も摂れる上、ライスやナン、うどんなど、合わせる主食を変えるだけでも印象が変わる万能料理です。SNS上に真似しやすいアレンジもたくさん出ていてチャレンジしやすい上に、冷凍保存や作り置きにも適しており、アメリカ人の忙しいライフスタイルにマッチしています。

③ SNSや動画での拡散

最近では、TikTokやYouTubeなどで「ジャパニーズカレー」のレシピや食レポがバズることも増えており、「見た目も美味しそう」「試してみたい」といった声が拡散されています。食を通じたカルチャーの共有が、新たな日本食ブームを生み出しているのです。

日本のカレーは“次のラーメン”になるかも?

このように、日本のカレーは今、アメリカで静かなブームを巻き起こしています。ラーメンや寿司に次ぐ、第三の日本食としてのポジションを築きつつあると言っても過言ではありません。カレールーを使った家庭料理から、専門店での外食体験まで、日本のカレーは今後さらに注目を集めていくことでしょう。

おわりに

ワイズアンドパートナーズでは、2002年から「日本のブランドを世界で有名にする」をミッションに、日米双方から企業のマーケティング、ブランディングを統合的に支援しています。アメリカ市場に向けた商品展開や販路開拓、現地のトレンド調査、消費者インサイト分析など、幅広くサポート可能です。特に食に関するブランディング・マーケティングは、これまでにも多くの実績があります。アメリカ進出や現地でのブランドの成功を目指す際には、ぜひお気軽にご相談ください。]

参照元

  1. S&B Golden Curry l Walmart
  2. CoCo Ichibanya Curry House
  3. Mild, hearty, comforting Japanese curry is trending on menus l Nation’s Restaurant News

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